ぼくはこう生きている 君はどうか - 9784267018404
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参照データ
タイトル | ぼくはこう生きている 君はどうか |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鶴見 俊輔 |
販売元 | 潮出版社 |
JANコード | 9784267018404 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 101-125回 |
購入者の感想
重松清氏は「きよしこ」に代表されるように、
世間では「弱者」扱いされてしまう人たちに対して、
常にあたたかい視線を向けてきた。
「あしたのジョー」になれたら、かっこいいよな……
だけどみんな、「マンモス西」のように平凡に生きるようになる。
でも……それでいいじゃないか。
あるエッセイで、そういうことを書いていた。
この考えが重松氏の作品の多くに流れている。
目線が低いのだ。
鶴見俊輔氏にも、同じことが言える。
字も大きく、150ページほどの対談集だから、あっという間に読める。
けれども、この充実した読後感!
まさにタイトル通り、鶴見氏は「ぼくはこう思う、君はどう?」
と小説家に語りかける。決して上から目線ではない。
「ぼくもよくわからないんだ……」といった迷いや戸惑いも、
そのまま吐露される。
重松氏も真剣に考え、答え、悩む。
重苦しくないが軽くもない。
心に響く一冊である。
世の中のこと、人生……いろんなコトに悩んだときの、
ダイレクトな答えではなく、なんというか……解決へのヒントのようなものがあるのだ。
世間では「弱者」扱いされてしまう人たちに対して、
常にあたたかい視線を向けてきた。
「あしたのジョー」になれたら、かっこいいよな……
だけどみんな、「マンモス西」のように平凡に生きるようになる。
でも……それでいいじゃないか。
あるエッセイで、そういうことを書いていた。
この考えが重松氏の作品の多くに流れている。
目線が低いのだ。
鶴見俊輔氏にも、同じことが言える。
字も大きく、150ページほどの対談集だから、あっという間に読める。
けれども、この充実した読後感!
まさにタイトル通り、鶴見氏は「ぼくはこう思う、君はどう?」
と小説家に語りかける。決して上から目線ではない。
「ぼくもよくわからないんだ……」といった迷いや戸惑いも、
そのまま吐露される。
重松氏も真剣に考え、答え、悩む。
重苦しくないが軽くもない。
心に響く一冊である。
世の中のこと、人生……いろんなコトに悩んだときの、
ダイレクトな答えではなく、なんというか……解決へのヒントのようなものがあるのだ。