コロボックルの小さな画集 - 9784062198066
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参照データ
タイトル | コロボックルの小さな画集 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 村上 勉 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062198066 |
カテゴリ | アート・建築・デザイン » 画家・写真家・建築家 » 日本人画家 » ま行の画家 |
※サンプル画像
購入者の感想
『だれも知らない小さな国』シリーズをはじめ、佐藤さとる氏の作品が大好きなのだが、それと同じぐらい、本書の著者の挿絵を愛している。著者の原画などを扱っている会社を見つけ、絵葉書や書籍を購入したこともあるほどだ。
本書は、著者が描いたコロボックルシリーズの多数の挿絵に加え、佐藤氏との出会い、描いていく中での工夫や悩み、絵を描くためのペンや筆、絵の具(顔料)などに関する思い出も綴られている。本文は黒、そしておそらく32~33ページで触れられている「ペインズグレーにグリーンとジョンブリアンという絵の具を適量混ぜ」た色の2色刷り。後者は青緑に近く感じるが、濃淡をつけることで単調になることを免れている。そして、一色を加えることで、カラー挿絵にはない、独特の味わいを醸し出している。そして、同じ色は見返しにも使われていて美しい。
カバー表紙に使われているのは、著者が45ページで「大好き」であるというマメイヌ隊。
56ページ以降は、「コロボックルの約束を守りながら」、著者の言葉を借りれば「遊んだ絵」が並ぶ。
個人的には、著者の描くカエル、小鳥、猫に加え、植物に強く惹かれているが、かなりそういったものが登場する。60~61ページ(絵の関係でノンブルはない)の小鳥、おそらくヒナだろう、88~89ページ(同じくノンブルなし)のツムジのじいさまと蝶、その次の見開きの、おそらく桜の枝とコロボックルなどの絵は特に素晴らしい。
見ているだけで、楽しく、ほおがゆるんでしまう。
本書は、著者が描いたコロボックルシリーズの多数の挿絵に加え、佐藤氏との出会い、描いていく中での工夫や悩み、絵を描くためのペンや筆、絵の具(顔料)などに関する思い出も綴られている。本文は黒、そしておそらく32~33ページで触れられている「ペインズグレーにグリーンとジョンブリアンという絵の具を適量混ぜ」た色の2色刷り。後者は青緑に近く感じるが、濃淡をつけることで単調になることを免れている。そして、一色を加えることで、カラー挿絵にはない、独特の味わいを醸し出している。そして、同じ色は見返しにも使われていて美しい。
カバー表紙に使われているのは、著者が45ページで「大好き」であるというマメイヌ隊。
56ページ以降は、「コロボックルの約束を守りながら」、著者の言葉を借りれば「遊んだ絵」が並ぶ。
個人的には、著者の描くカエル、小鳥、猫に加え、植物に強く惹かれているが、かなりそういったものが登場する。60~61ページ(絵の関係でノンブルはない)の小鳥、おそらくヒナだろう、88~89ページ(同じくノンブルなし)のツムジのじいさまと蝶、その次の見開きの、おそらく桜の枝とコロボックルなどの絵は特に素晴らしい。
見ているだけで、楽しく、ほおがゆるんでしまう。