「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書) の感想

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参照データ

タイトル「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)
発売日販売日未定
製作者岩田 健太郎
販売元筑摩書房
JANコード9784480066848
カテゴリ暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 食・栄養 » 添加物・食品汚染

購入者の感想

前半部分では、レバ刺の提供禁止となった状況について、その背景などを丁寧にみていく。
これによって、食べ物とは本来、二面性(薬にも毒にもなる)を持っていて、それを把握した上で、付き合っていく必要がある、ということをよく理解できた。
後半は病気との付き合い方、医薬品との付き合い方も丁寧に記しているほか、(過度に健康増進を訴えるなどの)健康本の読み方にも触れており、興味深く読んだ。
また、今でも関心の高い問題である「放射能のリスクを考える」と題して福島県産の食料を食べるリスクについても冷静に記している。
著者の本を読んだのは初めてであるが、過度に特定の人物や業界(例えば原発事故を起こした東電など)を批判するのではなく、冷静に論理的に物事を考え結論を導くスタンスには好感を持った。
原発の再稼働と計画停電リスクも考察しており、強く共感できる内容であった。

余談であるが、最近つまらない新書が多い中で、久しぶりに「ためになる新書」を読んだ印象。
食の安全と自分を取り巻くリスクを考える一助となる良書。

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