ラカン入門 (ちくま学芸文庫) の感想
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参照データ
タイトル | ラカン入門 (ちくま学芸文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 向井 雅明 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480096760 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
再読ラカンの思想を時系列に沿って展開する本。
初期はフロイトの祖述がメインで、師の生物学に代えてソシュールやヘーゲルを援用しての言語学によるエディプスコンプレックスの説明が辿られる。
数学やグラフを多用したところは難しく、対象aもいまいち掴み切れてない。
後期に至り、ララングなどの独自の仮説や精神分析の手法を作り出していくところが面白かった。
主体の論理を構築するという目的にとって、時間が経つにつれ、欲望から享楽へと興味関心の焦点が移るさまがよく分かったのも収穫。
ジジェクやその他を読む際の参考にもなりそうです。
初期はフロイトの祖述がメインで、師の生物学に代えてソシュールやヘーゲルを援用しての言語学によるエディプスコンプレックスの説明が辿られる。
数学やグラフを多用したところは難しく、対象aもいまいち掴み切れてない。
後期に至り、ララングなどの独自の仮説や精神分析の手法を作り出していくところが面白かった。
主体の論理を構築するという目的にとって、時間が経つにつれ、欲望から享楽へと興味関心の焦点が移るさまがよく分かったのも収穫。
ジジェクやその他を読む際の参考にもなりそうです。