新装版 漢方医学 の感想
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参照データ
タイトル | 新装版 漢方医学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 大塚 敬節 |
販売元 | 創元社 |
JANコード | 9784422410586 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
実学・実践を重視した、実学的・経験的な書き方が多いです。
先生自身が創案した(というか人体実験した)七物降下湯の話とか、最後の「ひとつの学習例」として具体的に状況がこうだったから過去の論を引き近い事例を比べ、薬を決めて緩解、という事例を描くとか。
そういう方向性です。
そのほか過去の医師についても実学者として評価してみる試みをされています
「陰陽などはもともとプラスかマイナスか程度のことであったが後世の人が宇宙などを後付けした」みたいなことが書いてあるところからすると、観念論を好まない人だったように思えます。
細部に美が宿る、類のことばにピンとくるかたは是非読まれてはいかがかと。
先生自身が創案した(というか人体実験した)七物降下湯の話とか、最後の「ひとつの学習例」として具体的に状況がこうだったから過去の論を引き近い事例を比べ、薬を決めて緩解、という事例を描くとか。
そういう方向性です。
そのほか過去の医師についても実学者として評価してみる試みをされています
「陰陽などはもともとプラスかマイナスか程度のことであったが後世の人が宇宙などを後付けした」みたいなことが書いてあるところからすると、観念論を好まない人だったように思えます。
細部に美が宿る、類のことばにピンとくるかたは是非読まれてはいかがかと。
昭和31年に初版が出版されて以来、改訂を経て現在まで読みつがれてきた漢方医学(主に日本漢方)の入門書です。著者は昭和期の漢方復興の中心人物の一人で、北里研究所附属東洋医学総合研究所設立の功労者。
私は漢方を学び始めて間もないのですが「この本を3回繰り返し読んでみてください。基礎がしっかり身につきますから」と、都内の東洋医学専門書店の方から勧められました。
A5判273頁とコンパクトで廉価にもかかわらず、漢方の歴史、診断、症状別の治療(著者の臨床経験が随所に生かされている)がバランスよく解説され、主な薬方・生薬の簡単な事典としても使える充実した一冊です。文章も読みやすい。
私は漢方を学び始めて間もないのですが「この本を3回繰り返し読んでみてください。基礎がしっかり身につきますから」と、都内の東洋医学専門書店の方から勧められました。
A5判273頁とコンパクトで廉価にもかかわらず、漢方の歴史、診断、症状別の治療(著者の臨床経験が随所に生かされている)がバランスよく解説され、主な薬方・生薬の簡単な事典としても使える充実した一冊です。文章も読みやすい。