精神科医は腹の底で何を考えているか (幻冬舎新書) の感想

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精神科医の心の中が覗けます。と言っても殆どは春日先生の心の中がだと思いますが。
春日先生はケアネットDVDで知りましたが、それ以来何冊か読みました。
語彙が豊富な先生で、難しい話の事もありますが、この本は読みやすくできています。
お酒が入った先生と飲んでいる時の普段なら聞けない話が聞けた感じです。
人間味があり、共感します。

春日という精神科医が腹の底でなにを考えているかについて書かれている本。
決して、その他の精神科医さんらが考えていることについては書かれていない。
というか、これだけ深く物事を考えることのできる精神科医がいるとは思えない。

葛藤やアンビバレンスを抱え言語化出来るだけのキャパシティと圧倒的な筆力に裏打ちされた読み応えのある良書。
精神科臨床に本気で携わる者ならば読んでおく価値がある。