和声―理論と実習 (別巻) の感想
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参照データ
タイトル | 和声―理論と実習 (別巻) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 池内 友次郎 |
販売元 | 音楽之友社 |
JANコード | 9784276102088 |
カテゴリ | エンターテイメント » 音楽 » 音楽理論・音楽論 » 音楽学・音楽教育学 |
購入者の感想
本巻は、『和声―理論と実習』(通称:芸大和声)1巻・2巻・3巻の中にある課題の実施例集です。個々の課題について、基本的に1つずつ実施例が示されています(省略されているものもあり、逆に「または」として別実施が挙げられていることもあります)。また、数は決して多くありませんが、テキストの補遺的な注がつけられています。
和声課題の実施が一意でないことは、少しでも取り組んでみれば自明なことだと思います。「まえがき」にも書かれていますが、本巻に示されている実施は唯一のものでは当然ありません。よって、実施例を丸暗記するような使い方は、(まったく無意味ではないかもしれませんが)本書の意図するところから明らかに外れています。
しかし、だからといって、学習者を拘束するようなものであるとして軽視し、「参考程度に見るべき」とか「なくてもよい」とかいうのも、また少し違うのではないかと感じます。
本巻の「まえがき」には、“学習者は、全力を尽くして自分自身の実施を作り上げるまでは、決して本書の実施を見てはならない…(中略)…みずから実施を完了したのちに、初めて本書を開き、自分の実施と本書の実施とを比較研究すべきである”と書かれています。
和声課題の実施が一意でないことは、少しでも取り組んでみれば自明なことだと思います。「まえがき」にも書かれていますが、本巻に示されている実施は唯一のものでは当然ありません。よって、実施例を丸暗記するような使い方は、(まったく無意味ではないかもしれませんが)本書の意図するところから明らかに外れています。
しかし、だからといって、学習者を拘束するようなものであるとして軽視し、「参考程度に見るべき」とか「なくてもよい」とかいうのも、また少し違うのではないかと感じます。
本巻の「まえがき」には、“学習者は、全力を尽くして自分自身の実施を作り上げるまでは、決して本書の実施を見てはならない…(中略)…みずから実施を完了したのちに、初めて本書を開き、自分の実施と本書の実施とを比較研究すべきである”と書かれています。