企業内学習入門――戦略なき人材育成を超えて の感想

146 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル企業内学習入門――戦略なき人材育成を超えて
発売日販売日未定
製作者シュロモ ベンハー
販売元英治出版
JANコード9784862761743
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » マネジメント・人材管理

※サンプル画像

購入者の感想

本書における最も際立つ章は「第5章:企業内学習の価値と実証」と「第6章:企業内学習のブランディング」の2つではないか。
経営者はもとより、人事部や人材開発部に所属する方と研修ベンダーの方の双方が丁寧に読み込むべき1冊といえる。

特に、第5章で語られる「評価」は、企業内で学習を促進する「目的」そのものと強く結びついている。
「研修を実施した」という事実だけで目的達成だと考えている人事・人材開発部の人々が、皆さんの組織にもいないだろうか?研修ベンダーの用意した受講者アンケートをそのまま研修報告書として、経営会議の場に提出していないだろうか?
目的と手段を取り違えてしまわないようにするには、学習の設計をする前に「目的とその評価方法」について、スポンサー(経営陣)としっかり握っておくことだ。更に、本書では、定番の「カークパトリックの4段階評価」ですら、様々な問題を内包していることを本書では指摘しているので、ぜひ一読頂きたい。なお、目的の定義についてモヤモヤする方は、目的工学研究所の紺野登氏の著書利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのかを参照されたい。

次に、第6章で語られる「ブランディング」は、特に本書で注目すべき内容だ。
「学習ブランドとは、学習がどのように起こるのか、学習はどのように支えられ、どのように促されるのか、どのように促されるのか、どのように役立っているか、といった事柄に対する顧客の見解から成り立っている」とある。顧客=従業員とすれば、企業内学習に携わる部門・担当者がやるべきことは明白だ。いかにブランディングをするか、このことをどれだけ真剣に考え、丁寧にデザインしていくかを問われている。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

企業内学習入門――戦略なき人材育成を超えて を買う

アマゾンで購入する
英治出版から発売されたシュロモ ベンハーの企業内学習入門――戦略なき人材育成を超えて(JAN:9784862761743)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.