三度目の殺人 の感想

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参照データ

タイトル三度目の殺人
発売日2018-03-07
監督是枝裕和
出演福山雅治
JANコード登録されていません
カテゴリPrime Video » カテゴリー別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

自分が、この裁判の裁判員に選ばれたら・・・。さすが、撮影しながら模索し、シナリオの結末を作り上げて行った作品だけあって、何度観ても、新たな視点・発見がある作品だと感じています。なかなかすっきりしませんが、二転三転する謎の深海に沈んで行く内に、何となく明るい場所に出て来る感じです。法廷での争点は、真実を明らかにする事ではない・・・。
役所広司さんのど迫力の演技、広瀬すずさんの心を揺さぶる表情、悩み惑わされる弁護士を演じる福山さんの魅力と是枝監督の作品作りの魅力に填まっています。他の方々の感想も、興味深く読んでいます。

抑揚が無く平板な描写で、せっかくの山場に乗りきれません。
その状態では、福山雅治が抱える懊悩に共感しにくい。
何より役所広司が演じる人物の内面に思いを巡らせる仕掛けが、もっと重厚であってほしい。
日本アカデミー賞に出るような有名俳優の出る日本映画って、なかなかこれ、と言うものに出会えません。

面白い。ストーリーも謎が謎を呼び、気がつくと画面に引き込まれている。
そして、1番はなんと言っても終わり方。最近、見なかったが、このような映画の終わり方は好きだ。
なにかと答えを知りたがる人が多い世の中で、視聴者に答えを託す、そんな映画はもっとあってもいいのでは?

余韻が残り、何日も結局真実はなんだったのだろうと映画に引き込まれ続けている自分がいる。

まず、いかにも殺人ミステリーのようなタイトルがいけない。殺人者とそれを裁く社会をベースにした人間劇だとわかるようにしたタイトルにしないと、観客は最初から誤解する。結果、出演者などのラインナップを含めて「犯人さがし」を念頭に観てしまい、観終わってガッカリするか首をかしげる作品になってしまっている。

そもそもほとんど支援者も金もない元殺人犯の新たな殺人弁護に、なぜ国選弁護士っぽくない福山が深く関われるのかという疑問が湧く。さらに、母役である斉藤由貴の立ち位置も最後までわからないし、娘役の広瀬がある深い傷を負っていることが、最初から容易に想像できてしまった。

是枝裕和監督は嫌いではないが、殺人事件を謎めいた手法で描いて、最後は得意のヒューマンストーリーに落とし込む手法には共感できない。娯楽なら娯楽、メッセージならメッセージとクッキリ描いてもらわないと、観客は観ている途中でいったい何を描こうとしている作品かがわからなくなり混乱したままラストを迎えてしまう。

さらに、配役にも疑問を持った。なぜフクヤマなのか?なぜ広瀬なのか?満島真之介や市川実日子の存在も「なるほど…それでこの役者たちなのか!」という納得感がない。ただ1人役所広司だけはシックリ来たがそれは彼がどの役でもこなしてしまう稀有(けう)な存在だからじゃないか?

それと、ネタバレになるのであまり詳しくは書かないが「クロス」というキーワードに関連した謎かけが多く、おかつわかりづらい。「わかる人だけわかればよい」というものならば、商業映画として金をとらずに自主上映でやってほしい。

ということで、劇場で観るのは✕、レンタル400円でも✕、定額動画が適当なまあまあの「小駄作」だと思った。

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