ブレードランナー 2049 (字幕版) の感想
274 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | ブレードランナー 2049 (字幕版) |
発売日 | 2018-01-18 |
監督 | Denis Villeneuve |
出演 | ハリソン・フォード |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | Prime Video » カテゴリー別 » 外国映画 » SF |
購入者の感想
映像の美しさ、古さと新しさを併存させたリアルさ、前作同様の独特の間(ま)による重みがあり、深く、そして驚きを持って見た。
この映画は、デッカードが人間ともレプリカントとも解釈できる。
前作ブレードランナーは、難解で興行成績が芳しくなく、微妙に異なる以下のバージョンが作成された。
公開前試写用「ワークプリント版」
1982年米国「オリジナル版」
1982年海外用「インターナショナル劇場版」
1992年「ディレクターズカット版」
2005年「ファイナルカット版」
これらの中で「ディレクターズカット版」及び「ファイナルカット版」に追加されたユニコーンのシーンが記憶が埋め込まれたことを示唆していると思われ、ユニコーンの折り紙を拾ったエンディングを見ると、デッカードはレプリカントであったという解釈ができそうではある。
しかし、最後の2作以外にはユニコーンのシーンが無いことから、デッカードレプリカント説は決定的ではない。だから、今作も両方解釈できるように作られたとみて間違いないだろう。
そうなると、アンもシンボルとしての意味が微妙に異なるハーフか純血かはわからない。だからこそアンの存在が具体的に描かれなかったのだとわかる。
どちらであっても味わい深いのだが、デッカードがレプリカントだと思ってみると、レプリカントの進化で完全に人類は終わった感があってより衝撃が大きい。
最後に、Kは犠牲になっても戦うことを選び、生きる意味を見いだしたところが泣けた。その意味では前作が意味不明なシーンが多かったのに対して、今回はわかりやすかったかもしれない。
調べるとキリスト教やピノキオなど色々なことをモチーフに作っているらしいことがわかってきた。
この作品は映画が芸術であることを再認識させてくれた。芸術とは評価が分かれるものなのだろう。
この映画は、デッカードが人間ともレプリカントとも解釈できる。
前作ブレードランナーは、難解で興行成績が芳しくなく、微妙に異なる以下のバージョンが作成された。
公開前試写用「ワークプリント版」
1982年米国「オリジナル版」
1982年海外用「インターナショナル劇場版」
1992年「ディレクターズカット版」
2005年「ファイナルカット版」
これらの中で「ディレクターズカット版」及び「ファイナルカット版」に追加されたユニコーンのシーンが記憶が埋め込まれたことを示唆していると思われ、ユニコーンの折り紙を拾ったエンディングを見ると、デッカードはレプリカントであったという解釈ができそうではある。
しかし、最後の2作以外にはユニコーンのシーンが無いことから、デッカードレプリカント説は決定的ではない。だから、今作も両方解釈できるように作られたとみて間違いないだろう。
そうなると、アンもシンボルとしての意味が微妙に異なるハーフか純血かはわからない。だからこそアンの存在が具体的に描かれなかったのだとわかる。
どちらであっても味わい深いのだが、デッカードがレプリカントだと思ってみると、レプリカントの進化で完全に人類は終わった感があってより衝撃が大きい。
最後に、Kは犠牲になっても戦うことを選び、生きる意味を見いだしたところが泣けた。その意味では前作が意味不明なシーンが多かったのに対して、今回はわかりやすかったかもしれない。
調べるとキリスト教やピノキオなど色々なことをモチーフに作っているらしいことがわかってきた。
この作品は映画が芸術であることを再認識させてくれた。芸術とは評価が分かれるものなのだろう。
なかなか面白かったです。コアなブレードランナーファンにとってまた名作が増えました。
ネタバレにならないコメなら、愛が奇跡を呼んだ話でしょうか?世界観や年代考証も合致してます。行間を読むのが小説なら、空気感を感じるのが本作でしょう。日本へのオマージュもあり(いつもながら神秘的なヘンテコ感ですが…)これはこれでオッケィって思います。残念なのは例のテーマ曲をリメイクして欲しかったかな…ハリソンはやはりカッコいい爺さんになりました!
映像が美しく、前作との違和感がない。ストーリーはより哲学的。
人間よりも人造生命体のレプリカントやAIの方が人間的に見えるのは、過酷に生きることを強いられているからなのか。
前作の知識に依存するところが大きいので、前作とウェブ公開されている3本の動画を観てからの方がいい。
人間よりも人造生命体のレプリカントやAIの方が人間的に見えるのは、過酷に生きることを強いられているからなのか。
前作の知識に依存するところが大きいので、前作とウェブ公開されている3本の動画を観てからの方がいい。
カルト作「ブレードランナー」の30年ぶりの続編。
前作の圧倒的な世界観や造形美を引き継ぎながら、きちんと筋の通ったストーリーにしてあるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の手腕は見事だと思う。
とはいえ新鮮味は感じなかった。
30年前ならいざしらず、CG全盛の現在において本作はなんら目新しさはないし、やはり「あのカルト作品の続編」というフィルター越しに見ないと、ただ出来の良いSF作品としか映らないため、そこは残念に感じた。
また、前作にて作曲家ヴァンゲリスが手掛けていたような「テイルズ・オブ・ザ・フューチャー」のような耳に焼きつくスコアがあまり無かったのも痛い。
余談だが、序盤に登場するレプリカントがWWEスターのバティスタだと知って度肝を抜かれた。
一見しただけでは彼だと分からなかった。
前作の圧倒的な世界観や造形美を引き継ぎながら、きちんと筋の通ったストーリーにしてあるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の手腕は見事だと思う。
とはいえ新鮮味は感じなかった。
30年前ならいざしらず、CG全盛の現在において本作はなんら目新しさはないし、やはり「あのカルト作品の続編」というフィルター越しに見ないと、ただ出来の良いSF作品としか映らないため、そこは残念に感じた。
また、前作にて作曲家ヴァンゲリスが手掛けていたような「テイルズ・オブ・ザ・フューチャー」のような耳に焼きつくスコアがあまり無かったのも痛い。
余談だが、序盤に登場するレプリカントがWWEスターのバティスタだと知って度肝を抜かれた。
一見しただけでは彼だと分からなかった。