ハイマウント(HIGHMOUNT) TRUE UTILITY キーツール 14571 の感想

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スイステック製ユーティリティキーを気に入っていたのですが、このご時世幾ら小さくともナイフブレードの付いた品は携帯し難くなってしまいました。
代替を捜していたものの、同等の軽さ・小ささ・機能性を実現したものは皆無、ようやく発見した品がこれ。
ギミック無しは面白味に欠けますが、この単純極まりない板っぺらに、大半のマルチツールと匹敵する機能数(使い易さはともかく)を詰込んでいるのは大したもの。

ただ品質は思った以上に悪い。購入前は千円だから粗悪でも仕方ないくらいの感覚でしたが、実物を見たら、むしろこの単純さで千円取るならもっと頑張れるだろ、という感じ。
仕上げは構わないけど、機能に差し支えるのは･･･。
眼鏡ドライバーは最も使用頻度の高そうなツールですが、先端がまともに削られておらず厚くて眼鏡ネジに全く入らない。グラインダーや砥石等で調整が必要。
カッティングエッジは、非ナイフの切断ツールとしてハイライト機能と思いますが、刃付けが甘くエッジが出来ていません、切れなくもない程度で、研ぎ直しというか自己刃付けが必要。

通常ドライバーはまあ唯の板ですから問題なさげ。できれば一箇所くらい平板タイプでプラスもあれば･･･。
ピンセットと日本語説明にある部分は、短いし力を入れないと動かないので、毛抜きと言った方が。先がちょい不揃いながら、マルチツールの付属ではこんなのばっかりですから一応業界標準。
栓抜きは使うと思えないものの、キーリングが付いてたら扱い易そうな印象。
ヤスリは爪用かと思えば結構荒め、ポケット内で他のものに傷を付けそうな不安も。

キーに被せて収納する形式はコンパクト化目的でしょうが、使い難いのでむしろ独立して付けたい。
キーを挟む部分を折り込みブレードにして他機能(ナイフ以外)を追加したらもっと理想的な使えるツールに近づくでしょう。望ましい機能としては、カット性能がやはり弱いので筆頭はハサミとか。プラスドライバー、もっとまともなマイナス、表面に露出しないヤスリ等々。
そこらへん自家工作で何か１〜２枚追加したい。