海街diary の感想

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参照データ

タイトル海街diary
発売日2015-12-16
監督是枝裕和
出演綾瀬はるか
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

4姉妹が父の葬儀後、小高い丘に登り、景色をながめる横顔。
1979年のウッディ・アレンの「インテリア」を思い出した。

「インテリア」はロングアイアンドの海辺の家に住む3姉妹が、それぞれ人生に問題を抱える中で、長らく続いた不和の両親の離婚、ショックで自殺する母といった経験をしていく家族ストーリーである。主演は「アニー・ホール」「ミスター・グッドバーを探して」出演後のダイアン・キートンだった。ラストシーン。窓辺に一人づつ現れる姉妹にカメラはフォーカスを送る。母が入水した海をじっと見つめる3姉妹の横顔。たしか、映画はそこで終わったと記憶している。

始めに広瀬すずのアップで入り、次第に現れる3姉妹の横顔にあわせて、カメラはそれと気づかれないように静かにサイズを変える。秀逸なシーンだ。最後の方で綾瀬はるかが広瀬すずを鎌倉の海が見える丘に連れて行くシーン、ラストの4人で鎌倉のの海辺を散歩するシーンにつながっている。

「インテリア」のように大きなストーリー展開があるわけではない。しかし、些細な積み重ねの集積の中で微妙に変化していく4姉妹が丁寧に描かれている。家族を捨て他の2人の女に走った父。娘たちを放り出して行った母。始めは「だめ」と烙印を押されたような両親も、4姉妹は自分たちの人生をくぐり抜ける中で次第に理解を示すようになる。父と母が残した古びた家で一家の伝統の梅酒作りを受け継ぎながら。

ほぼ全編を通じ、カメラが微妙に移動している。ゆっくり横に動いたり、前進したり。4姉妹に寄り添うような静かなカメラワークが、一見大きな変化のないストーリーに知らず知らずのうちに動きを与えている。そして鎌倉の四季の移り変わりを観光地でなく4姉妹が生活する日常の場として印象的に描いている。演出、演技、カメラワーク、音楽、全てが秀れた作品である。

四姉妹が最後こんなに本当の姉妹に見えるとは思わなかった。
それぞれがはまり役で、非常に見やすい。
子供達はさすがにちょっと上手くはないが、大人たちの演技力が皆凄い。

こんな四姉妹最高すぎます。

心が洗われる映画。

日々にちょっと疲れている人におススメ。

ボーっと難しい事は考えず、4人を含めた画とセリフにに浸る・・・。

そんな映画。

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