スポットライト 世紀のスクープ (字幕版) の感想

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この事件自体を知っていたので映画ができたときは是非観たいと思っていました。なかなか機会がなくて今になってしまいましたが、やはり期待にそう作品と言えるでしょう。
内容については他の人も書いているので省きますが、一つだけ加えるなら、この映画にはヒーローやヒロインになる記者は登場せず、地道な取材を繰り返すことが淡々と描かれていることです。そこがまた良いのですが、しかしアメリカという国は不思議だなといつも思います。なぜかというと、国内の問題を扱った映画に秀作が多いからです。他国は他民族や他の文化を扱ったときは駄作ばっかりですが（特にアジアは）、どういわけか自分の国の問題に関しては、実直に、誠実に作る傾向があります。だからコロッと騙されてしまうのかもしれませんね（笑）
ふと思うのですが、日本の新聞社はどうなのでしょう。または日本の映画界が、ここまで腰を据えて作れるのでしょうか。必見です。