枝雀落語大全(33) の感想

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枝雀の魅力にひかれてこのシリーズを集めて来ましたが、演目としてはお約束な「時うどん」は避けてきました。 今回は「軒づけ」が目当てで購入。こちらもなかなか良いのですが、期待していなかった「時うどん」が思わぬヒット。「こう来るか」という切口が各所に見られる宝石箱的な一枚。落語家なら誰もがやるような当たり前な演目がここまで掘り下げられるのかと驚きます。
追求しすぎて悲しい最後をとげた枝雀。彼の追求した結果に私たちは今も楽しませてもらっているのだと思うと笑いながらホロッと来ました。