国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上) の感想
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参照データ
タイトル | 国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アダム・スミス |
販売元 | 日本経済新聞社出版局 |
JANコード | 9784532133269 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済思想・経済学説 |
購入者の感想
新訳=現代語版『国富論』です。思い切った翻訳(日本語としての流れという
か読みやすさを重視)、注釈を全て切り取ってしまうという、これまた思い切った
編集(研究者にとっては当然有った方が良いのですが、先ず「読み物」として
手に取る読者にとっては、特に巻末にまとめる方式では更に読み難さが増すのです。
なので逐次参照よりは必要ならば、本文に盛り込んでもらった方が良い)によって
手に届く本になりました(値段はともかくね)。
第1編第1章の頭から、つまり始めからで衝撃を受けました。生産性の向上は
分業によって得られた、という点です。その後、その理由を示されて更に衝撃を
受けたのです。更に読み進めると、物の価値はどうやって決まるのか?、何が
物価に影響を与えるのか?、都市と農村の関係はどうなっているのか?国はどんな
流れで富んで行く(産業構造の変化を成す)のか?などの経済的な点や、貴族は
浪費するばかりで社会に対して何の益も成さない、と、いかにも『道徳感情論』を
著した人らしい事柄も述べられております。
読みやすくいなったとは言え、やはり二百数十年の時を乗り越えてきた本です。
手ごわい相手ですが、今に通じることも多いです。挑戦する価値有ります。
尚、上巻は序論と第1編から第3編までを収録しています。ついでに書くと
奥付入れて434pの大著なのに、良い紙と製本技術のなせる技でしょうか?
かなり薄いです。この点も評価したいです。
か読みやすさを重視)、注釈を全て切り取ってしまうという、これまた思い切った
編集(研究者にとっては当然有った方が良いのですが、先ず「読み物」として
手に取る読者にとっては、特に巻末にまとめる方式では更に読み難さが増すのです。
なので逐次参照よりは必要ならば、本文に盛り込んでもらった方が良い)によって
手に届く本になりました(値段はともかくね)。
第1編第1章の頭から、つまり始めからで衝撃を受けました。生産性の向上は
分業によって得られた、という点です。その後、その理由を示されて更に衝撃を
受けたのです。更に読み進めると、物の価値はどうやって決まるのか?、何が
物価に影響を与えるのか?、都市と農村の関係はどうなっているのか?国はどんな
流れで富んで行く(産業構造の変化を成す)のか?などの経済的な点や、貴族は
浪費するばかりで社会に対して何の益も成さない、と、いかにも『道徳感情論』を
著した人らしい事柄も述べられております。
読みやすくいなったとは言え、やはり二百数十年の時を乗り越えてきた本です。
手ごわい相手ですが、今に通じることも多いです。挑戦する価値有ります。
尚、上巻は序論と第1編から第3編までを収録しています。ついでに書くと
奥付入れて434pの大著なのに、良い紙と製本技術のなせる技でしょうか?
かなり薄いです。この点も評価したいです。