ケインズかハイエクか―資本主義を動かした世紀の対決 の感想
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参照データ
タイトル | ケインズかハイエクか―資本主義を動かした世紀の対決 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ニコラス ワプショット |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784105063412 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済思想・経済学説 |
購入者の感想
ハイエクという自由市場の支持者と、自由主義経済の旗手ケインズがなぜ合わないのか疑問に思っていた。本書によりその違いはおろか、マクロと市場(市場の失敗を含む)の行き違いも腑に落ちた。前政権の経済政策と現政権の経済政策、或いはバブル以後の経済の見方を思案していたかたがたにお勧めである。ケインズ派とハイエクに連なるそれぞれの経済学者の考えも歴史的に紹介され、近年の経済学史としても大変面白い。経済に不信をもたれている方や、これから経済を科学的に見てみようと思う方にぜひ読んでいただきたい。
ケインズとハイエク、両者の生前のやりとりから2人の死後、現代まで
「市場に任せるか、政府が介入するか」という論争の歴史を書いた本です。
細かい理論の話よりも、大雑把に2人がどのような思想を持っていたのか、
それらの思想は実際の経済運営の場でどのように使われたのかが判ります。
物語風の書き方なので特に知識が無くても読み物として楽しめると思います。
タイトルは2者択一のような表現になってますが、実際の経済政策立案の場では
状況や分野に応じて両者の考えを使い分けるのが標準的でしょう。
この点でタイトルはちょっと良くないかもしれません。
とはいえ経済思想の主流が両者の間を行き来しているのは確かです。
この2人の主張をラップで歌う動画がyoutubeに上がってたはずなので、
興味があればそちらも観てみるとよろしいかと思います。
「市場に任せるか、政府が介入するか」という論争の歴史を書いた本です。
細かい理論の話よりも、大雑把に2人がどのような思想を持っていたのか、
それらの思想は実際の経済運営の場でどのように使われたのかが判ります。
物語風の書き方なので特に知識が無くても読み物として楽しめると思います。
タイトルは2者択一のような表現になってますが、実際の経済政策立案の場では
状況や分野に応じて両者の考えを使い分けるのが標準的でしょう。
この点でタイトルはちょっと良くないかもしれません。
とはいえ経済思想の主流が両者の間を行き来しているのは確かです。
この2人の主張をラップで歌う動画がyoutubeに上がってたはずなので、
興味があればそちらも観てみるとよろしいかと思います。