And the Band Played on: Politics, People, And the AIDS Epidemic の感想
125 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | And the Band Played on: Politics, People, And the AIDS Epidemic |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Randy Shilts |
販売元 | San Val |
JANコード | 9780613298728 |
カテゴリ | 洋書 » Subjects » Science » History & Philosophy |
※サンプル画像
購入者の感想
日本ではまだまだ誤解の多いAIDS。歴史的に振り返ってこの病気がどのように認知され、それまでに至る研究者や関係者の苦悩と努力が描かれてある。それは、AIDSという病気との戦いのはじまりだった。レーガン政権の医療費カットや、ゲイコミュニティに集まる偏見と差別。輸血患者が性交渉以外の方法で感染した事を判っていながらも科学的に証明できないジレンマ。刻々と時間が過ぎると共に、感染者数と死者は増えていく。一言では言い表せないこの果てしなくとも感じられる戦いに、政府や医療関係者の厚い壁、研究者たちの成功へのプライドなどが行く手を阻もうとする。意外にもアメリカのポリティクスが越えられない壁のように彼等の前に立ちはばかり、全てのステップをスローダウンさせてしまう現実に驚愕した。ふと日本ではどうだろう…と考えると…。アメリカでは同名のHome Box Office映画がある。出演はリチャードギア、スティーブマーティン、フィルコリンズなど。アメリカではいかに関心度が高いかをこの映画を見ても読み取る事ができます。日本でも誤解や偏見をなくして、認識を深める為にもこの本がより多くの人に読まれてほしいです。