企業家としての国家 -イノベーション力で官は民に劣るという神話- の感想

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タイトル企業家としての国家 -イノベーション力で官は民に劣るという神話-
発売日2015-09-02
製作者マリアナ・マッツカート
販売元薬事日報社
JANコード9784840813150
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

【概要】
(分野)政治、経済、ビジネス
(頁数)396頁+参考文献・索引48頁
(出版日)2015/9/2

 本書は、2013年6月に出版された「The Entrepreneurial State: Debunking Public vs. Private Myths in Risk and Innovation (Anthem Other Canon Economics)」の訳本です。
 今まで、「天才的企業家」や「ベンチャーキャピタル」、「企業研究」がイノベーションを培って来たという「神話」に異議を唱え、詳細なデータを元に、実は国家こそが「イノベーション」の真の立役者であったと述べています。そして、国家は様々なイノベーションの創出に多大な貢献をして来たにもかかわらず、その見返り(利益)は「株主」や「企業」にばかり向かっている事にこそ問題があると述べています。
 今までのイノベーション観に新たな視点を加える一冊であり、大変興味深い内容です。

【内容】
 本書は、経済に大きな影響を与えてきた「イノベーション」が、多くの「天才的企業家」や「ベンチャーキャピタル」、「企業研究」などによって生み出され、政府は種々の「規制」によって、こうした「イノベーター」達の行動を妨げているとする「神話」を真っ向から否定しています。本書では、こうした議論を「民間セクター」と「官セクター」という二項対立を用いて、その経済成長やイノベーションへの貢献の差について、様々なデータと共に展開しています。

 先ず冒頭では、「イノベーション」に対して多額の投資をして来た国々(アメリカや、かつての日本など)が大きな成長を遂げてきたことから、「官セクター」のこうした能動的な行動が、経済発展に重要な役割を果たすということが述べられています。

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