自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント の感想
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参照データ
タイトル | 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 松本 俊彦 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062193160 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 臨床心理学・精神分析 |
※サンプル画像
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購入者の感想
著者の『自傷行為の理解と援助―「故意に自分の 健康を害する」若者たち』との比較を主に記載します。本書はかなり平易な言葉づかいがなされ、非常に読みやすいです。その反面、著者自身も書かれていますが、学術的な裏付けなどはないが著者の経験から感じたこと、なども多く書かれており、そこが『自傷行為の理解と援助―「故意に自分の 健康を害する」若者たち』との大きな違いだと思います。この本に興味をもたれた方は、大きく2つに分類できるかと思います。自傷をやめたいまたはやめる手助けをしたい、という方と、自傷に興味を持っている方(自傷したいという意味ではないです、勿論)。私は、前者の方は本書を読むほうがいいのではないかと思います。自傷と、その周囲に潜む危険、自傷の何が問題なのか、分かりやすく記載されていますし、対応も具体的、自傷をやめたいと思われている方には沢山の提案があり、出来なくてもいいんです、とおっしゃってくださる。いいとこ取りで、自分の出来るところをすればいいんです、と。一方、自傷ってなに?何故してしまうの?ということを『理解』したいという方には、読みづらさはありますが、前作『 自傷行為の理解と援助―「故意に自分の 健康を害する」若者たち』のほうをお勧めします。ちなみに、自傷をやめたいと思っている方でも、頭で理解したい方には前作がいいと思います。
向き不向きはあると思いますが、読みやすさと具体的対応には本作、学術的興味には前作というところです。
私個人の感想では、前作のほうが興味深かったです。それというのも、本作では自傷をやめたい方に対しサポーターを得ることを推奨しているのですが、そんなことができるならそもそも自傷なんてしていないでしょう、という実現困難な方法が書かれていたり、感覚で書かれている部分が多くあるように思えたりするためです。自傷者のサポーターとなる方には非常に向いている本なのかも知れませんが。
向き不向きはあると思いますが、読みやすさと具体的対応には本作、学術的興味には前作というところです。
私個人の感想では、前作のほうが興味深かったです。それというのも、本作では自傷をやめたい方に対しサポーターを得ることを推奨しているのですが、そんなことができるならそもそも自傷なんてしていないでしょう、という実現困難な方法が書かれていたり、感覚で書かれている部分が多くあるように思えたりするためです。自傷者のサポーターとなる方には非常に向いている本なのかも知れませんが。