ケアの本質―生きることの意味 の感想
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参照データ
タイトル | ケアの本質―生きることの意味 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ミルトン・メイヤロフ |
販売元 | ゆみる出版 |
JANコード | 9784946509117 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 臨床心理学・精神分析 |
購入者の感想
「1人の人格をケアすることは、最も深い意味でその人が成長すること、自己実現を助けることである」
「他の人々にケアすることを通して、他の人に役立つことによって、ケアする人は、自分自身の生の真の意味を生きているのである」
本書においてメイヤロフは、ケアを、単なる「サービス」のようなものでは決してない、人が生きる上で本質的な営みとして措定します。
関係性を論じた本書は、誰にとっても豊かな示唆をもたらすはずです。特に、医療や福祉の現場で活躍する人には、必読の一冊であると思います。得られる学びの深さを思えば、本当に安い買物ですよ。
最近、「こころのケア」という言葉がやたらにもてはやされていますが、本書を読めば、この言葉がはらむ根本的な矛盾に気づきます。こころが向き合っていないケアは、そもそもケアとは呼べないでしょう。
訳文は、確かに名訳とは言い難い部分もあります。しかし、著者の意をできるだけ忠実に汲み取ろうとしている誠意を感じます。さらりと読み飛ばせない部分は、立ち止まって考えることになりますが、そうすることで見えてくる気づきもあります。
「他の人々にケアすることを通して、他の人に役立つことによって、ケアする人は、自分自身の生の真の意味を生きているのである」
本書においてメイヤロフは、ケアを、単なる「サービス」のようなものでは決してない、人が生きる上で本質的な営みとして措定します。
関係性を論じた本書は、誰にとっても豊かな示唆をもたらすはずです。特に、医療や福祉の現場で活躍する人には、必読の一冊であると思います。得られる学びの深さを思えば、本当に安い買物ですよ。
最近、「こころのケア」という言葉がやたらにもてはやされていますが、本書を読めば、この言葉がはらむ根本的な矛盾に気づきます。こころが向き合っていないケアは、そもそもケアとは呼べないでしょう。
訳文は、確かに名訳とは言い難い部分もあります。しかし、著者の意をできるだけ忠実に汲み取ろうとしている誠意を感じます。さらりと読み飛ばせない部分は、立ち止まって考えることになりますが、そうすることで見えてくる気づきもあります。