名画日本史―イメージの1000年王国をゆく〈2巻〉 の感想

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参照データ

タイトル名画日本史―イメージの1000年王国をゆく〈2巻〉
発売日販売日未定
製作者朝日新聞日曜版「名画日本史」取材班
販売元朝日新聞社
JANコード9784022586735
カテゴリ歴史・地理・旅行記 » 歴史 » 日本史 » 近代

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日本の名画24作品に対して、各方面からアプローチして分かりやすく解説をつけています。紙質はいいですし、オールカラーですから、保存版としての役割も果たしているでしょう。

1つの作品について8ページをあてて紹介しています。最初は作品そのものを掲載し、残りは朝日新聞社の記者の興味深い記事が書かれてあります。作品だけでなく、取り上げられた人物についても詳しい解説が載せてあります。

掲載作品を列挙します。
夕顔棚納涼図―絵が「金沢弁」をしゃべっている?そんなことがあるのか。謎の画家を読みとく、風神雷神図屏風―超有名なのに正体は不明。俵屋宗達はいったい何者?、山水長巻―雪舟ゆかりの地方都市が水墨画の心を探る公募展、船絵馬―和船は性能が低く、沿岸を航行するのみだったという従来の説を痛快に打破する、孔雀明王像―明治日本が世界に向けて誇れる技術は「木版多色印刷」だった、西洋婦人図―平賀源内‐多彩な天才が残した肖像画のルーツは、両界曼荼羅図―平安時代いちばんの頭脳が日本にもたらした宇宙の原理、後白河法皇像―歌を歌い過ぎてのどをつぶす。そんな天皇の異様な日常、澱画曲自画賛―蕪村に傾倒する森本哲郎がゆかりの丹後を旅しつつ自らの青春を振り返る、関ケ原合戦図屏風―戦勝記念に描かれた屏風。手柄を立てた武将とその親族の数奇な運命ほか、です。確かに、日本を代表するような名画です。

美しい色彩の再現がなされていますので、画集としての役割も果たしています。その成立の背景をよく知らない名画についての解説も書かれていますので、美術愛好家にも満足がいくような編集でした。

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