未知との遭遇―無限のセカイと有限のワタシ の感想
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参照データ
タイトル | 未知との遭遇―無限のセカイと有限のワタシ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐々木 敦 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480842985 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般 |
購入者の感想
イマイチであった。会って何度かめの友人と話をしていて、場がぐっと盛り上がりそうで結局うまくいかない。
そんな感じの読書でした。こちらが悪いのかもしれませんが。
1.既知との遭遇
「未知との遭遇」というタイトルなのに、基本的に既視感のある話題が多い。あるマンガや映画からモチーフ
を取り出して語るスタイルは悪くないし、部分的には面白い話題を取り出しているとも思う(語りだしのビギ
ナーの憂鬱など)。
しかし、論が進むにつれてドライブ感というかグルーヴ感というか、著者自身が自分の語りにワクワクしてい
る雰囲気がなくなってくる。これが致命的な欠点。
2.自分語り
著作とは畢竟自分を語るものである。だから自分語りがあること自体はまったく自然であるが、一冊の本の要
の場所で過去の自分の本の引用が来る(312〜315頁)のは感心しない。このへんが著者とどうもうまく噛み合
わないところ。酒場だったらここでしらけてしまう。
3.語呂合わせ
70年代 吉本隆明 キレ
80年代 浅田彰 サエ
90年代 宮台真司 ナエ
ゼロ年代 東浩紀 モエ
という言葉遊びは面白いと思いました。私的には「ゼロ年代 内田樹 テレ」です。
そんな感じの読書でした。こちらが悪いのかもしれませんが。
1.既知との遭遇
「未知との遭遇」というタイトルなのに、基本的に既視感のある話題が多い。あるマンガや映画からモチーフ
を取り出して語るスタイルは悪くないし、部分的には面白い話題を取り出しているとも思う(語りだしのビギ
ナーの憂鬱など)。
しかし、論が進むにつれてドライブ感というかグルーヴ感というか、著者自身が自分の語りにワクワクしてい
る雰囲気がなくなってくる。これが致命的な欠点。
2.自分語り
著作とは畢竟自分を語るものである。だから自分語りがあること自体はまったく自然であるが、一冊の本の要
の場所で過去の自分の本の引用が来る(312〜315頁)のは感心しない。このへんが著者とどうもうまく噛み合
わないところ。酒場だったらここでしらけてしまう。
3.語呂合わせ
70年代 吉本隆明 キレ
80年代 浅田彰 サエ
90年代 宮台真司 ナエ
ゼロ年代 東浩紀 モエ
という言葉遊びは面白いと思いました。私的には「ゼロ年代 内田樹 テレ」です。