光るなら(期間生産限定アニメ盤)(DVD付) の感想

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軽快なメロディーに、男女混声のボーカル―初めて「光るなら」を耳にした時、懐かしさを覚えた。
高校サッカー選手権大会の時期に流れる「ふり向くな君は美しい」を思い出したからかもしれない。
おかげで、自分の中に引っかかり、注目するきっかけになった。

しばらくして、YouTube内の当人たちのチャンネルで、動画が流れ始めた。各人が言葉をキャッチボールするように歌い繋いでいく様がとても楽しい。CD購入を決めた。

割引のおかげでCD単品とほぼ等価だったので、DVD付を注文。同梱のPVを通して、耳と目の両方でメンバーのパフォーマンスが楽しめた。こちらを買って良かったと思った。

ｃ/ｗの「冬のエピローグ」は、打って変わってしっとりした曲。「光るなら」が、使用アニメの主人公（中学生）たちの青春を歌っているなら、こちらは少し年上の主人公の青春の思い出と言った感じか？
アカペラで始まり、声や音が重なりながら、あたかも雪が積もるように想いの堆積していくさまを描いていく。

ふと、一年前に放送されていたアニメ『WHITE ALBUM2』が浮かんだ。Goose houseの混声ボーカルが、主人公の男の子と二人のヒロインで描かれた件の作品世界を思い出させる。実際に中で使用されていても違和感がないくらいに、イメージに合っている気がした。

表題曲、ｃ/ｗ共に、7人の奏でるハーモニーが心地よく、いつまでも聴いていたくなる。音楽の楽しさを感じたい人にお勧めしたい1枚であった。