狼惑星 の感想

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1997年・・・ブランキーが3ピースのロックバンドとして高みを極め、さらにミッシェルがそれに追随するように大ブレイクを果たした年。
とはいえ、ロックは次第に衰退し、甘いポップソングが世間に氾濫した時代に、
この3匹の狼がメジャー市場に降臨したのだ。

皮ジャン・皮パン・グラサン姿でロックンロール・・・なんて、時代遅れだってことは彼等も承知の上だったのだろう。
しかし、「そんな事俺たちの知ったこっちゃねえゼ」とばかりに、ここで鳴らされる音は、
下手をすれば、ただのノイズにも聴こえかねない・・・そんな轟音のなか、彼らはひたすらロックし続けている。

こんなバンド、日本・・・否世界中にも今時珍しいのではないか？
海外の名バンドが、彼らをフェイバリットに挙げる理由も頷ける。
理由は彼らの音楽が、純度100％のロックンロールだからに他ならない。

ベースウルフのビリーが惑星に還り、新たなベーシストUGを迎えバンドは継続中だが、ロックンロールを貫く姿勢は一向に変わりが無い。
こう言うバンドはどこにも居る筈が無い。真似しようにも簡単に真似は出来ない。
本物のロックンロールに、あなたも痺れてみてはいかが？