電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ の感想
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参照データ
タイトル | 電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 本間 龍 |
販売元 | 亜紀書房 |
JANコード | 9784750512105 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » メディアと社会 |
※サンプル画像
購入者の感想
1.マスメディアの主要な収入源は、一般企業から代理店を通して入ってくる広告料である。
2.東電の広告予算は、全企業のトップ10に入る金額である。
上記2点で、2011年福島原発事故に関するメディアの問題のほぼすべてが説明できる。こんなことは今までもわかっていた「当たり前」のことだが、大規模な取材力をもつマスメディアは自らのそんな問題に取り組むわけがないし、週刊誌やネットの情報はいまいち信用しきれない。
それを、内部を知る、素性が明らかな人間が、きちんとした書籍という形で現出させた、というところに本書の絶大な価値があるように感じた。
本書は、広告代理店の、クライアントに不祥事が起こったときの対応、広告を背景にしたメディアへの牽制、タレント・知識人の囲い込み、などが具体的に書いてあり、「やっぱり日本のメディアって、こうやって回っていたんだな」と、はっきりと認識できた。
2.東電の広告予算は、全企業のトップ10に入る金額である。
上記2点で、2011年福島原発事故に関するメディアの問題のほぼすべてが説明できる。こんなことは今までもわかっていた「当たり前」のことだが、大規模な取材力をもつマスメディアは自らのそんな問題に取り組むわけがないし、週刊誌やネットの情報はいまいち信用しきれない。
それを、内部を知る、素性が明らかな人間が、きちんとした書籍という形で現出させた、というところに本書の絶大な価値があるように感じた。
本書は、広告代理店の、クライアントに不祥事が起こったときの対応、広告を背景にしたメディアへの牽制、タレント・知識人の囲い込み、などが具体的に書いてあり、「やっぱり日本のメディアって、こうやって回っていたんだな」と、はっきりと認識できた。