幸福論 ―精神科医の見た心のバランス (講談社現代新書) の感想
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参照データ
タイトル | 幸福論 ―精神科医の見た心のバランス (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 春日 武彦 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061497443 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » か行の著者 |
購入者の感想
まるごとの幸福、なにからなにまで幸福といった状態は幻想、そんなものはない、
幸福は常に断片として現れる、という筆者の言葉には説得力がある。
幸福そうだが不幸な人、不幸そうだが幸福な人達が世間には多いというのは幸福
というのは自分の考え方次第かもしれない。
筆者が体験した12の幸福感のエピソードには共感できないが独特の幸福論は一読
の価値があります。
幸福は常に断片として現れる、という筆者の言葉には説得力がある。
幸福そうだが不幸な人、不幸そうだが幸福な人達が世間には多いというのは幸福
というのは自分の考え方次第かもしれない。
筆者が体験した12の幸福感のエピソードには共感できないが独特の幸福論は一読
の価値があります。
こんなに妙な本も珍しい。冒頭に著者が幸福を感じた事例がいくつかならぶのだが、どれもこれも「えっそのどこが幸せ・・・」と思わず絶句してしまう、
エピソードともつかぬ日常生活の断片である。こうなればその後を読みつづけられるかどうかは「肌合いが合うのかどうか」だけで決まる。
だから春日さんの本をどれかせめて一冊はすでにお読みの方に勧めたい。
でもこの独特の肌合いが性に合う人にとっては、しみじみと優しさを感じながら読了できる本なのである。なぜか。「ひとりぼっちでも得ることのできる
幸福」をこんなに多く集めた幸福論は貴重だから。
エピソードともつかぬ日常生活の断片である。こうなればその後を読みつづけられるかどうかは「肌合いが合うのかどうか」だけで決まる。
だから春日さんの本をどれかせめて一冊はすでにお読みの方に勧めたい。
でもこの独特の肌合いが性に合う人にとっては、しみじみと優しさを感じながら読了できる本なのである。なぜか。「ひとりぼっちでも得ることのできる
幸福」をこんなに多く集めた幸福論は貴重だから。