Mozart: Violin Sonatas K. 301, 334. 376 & 526 の感想

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K.304を習うことになり、お手本用に購入しましたが
お手本としても、芸術鑑賞用としても大満足させてもらった演奏でした。

これらの作品は、「VnとPfのためのソナタ」であって
Vnはもちろん、ピアノも重要なパートを担っています。
その点、ナタリー・シューのピアノは秀逸です。
一音一音が美しく、陰影、主従のバランスが絶妙で、
クレバーな印象を受けます。

ヒラリー・ハーンはいつもながら
文句のつけようのない演奏…。
モーツァルト後期の作品なので、もっと情念こもる演奏を好まれる方も
いそうですが、正統派かつしっかりした意志が感じられる演奏で
気持ちがよいです。

余談ですが、ジャケット写真からも二人のフランクな関係が
みてとれて、ほほえましい。
本来、「合奏」って人に評価してもらうだけではなくて、
奏者同士のコミュニケーションの一つでもあったな、と
思い出させてくれました。