完璧な病室 (中公文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 完璧な病室 (中公文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小川 洋子 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122044432 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » あ行の著者 |
購入者の感想
弟はいつでも、この完璧な土曜日の記憶の中にいる--病に冒された弟との日々を描く表題作、海燕新人文学賞受賞のデビュー作「揚羽蝶が壊れる時」に、第二短篇集「冷めない紅茶」を加えた、かぎりなく透明で瑞々しい最初期の四短篇。
冷たく、静か、そして綺麗な小川洋子の世界。哀愁漂う「完璧な病室」中性的な「冷めない紅茶」この二編が特に気に入った。
ストーリーの奇抜さ、面白さで読ませる大衆小説とは違う、落ち着きある洗練された思想、文章で読ませる純文学の世界。どちらが良いと言うわけではないが、テレビでは決して表現できない「文学の世界」を堪能するのも、たまには良いのでは?
ストーリーの奇抜さ、面白さで読ませる大衆小説とは違う、落ち着きある洗練された思想、文章で読ませる純文学の世界。どちらが良いと言うわけではないが、テレビでは決して表現できない「文学の世界」を堪能するのも、たまには良いのでは?