【Amazon.co.jp限定】北のカナリアたち (オリジナル特典映像付き) (完全限定生産版) [Blu-ray] の感想
231 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 【Amazon.co.jp限定】北のカナリアたち (オリジナル特典映像付き) (完全限定生産版) [Blu-ray] |
発売日 | 2013-05-21 |
監督 | 阪本順治 |
出演 | 吉永小百合 |
販売元 | TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) |
JANコード | 4988101170807 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 日本映画 » ミステリー・サスペンス |
※サンプル画像
購入者の感想
「北のカナリアたち」の魅力は、ラストの十分程(小学校での邂逅〜ラスト)の部分につきるのではないか。二十数年前のある出来事、そのことで心に傷を負い、過去に蓋を閉ざしてきた分校の女教師と生徒たちが、ある出来事をきっかけに再会。改めて振り返り、「過去」を意味のあるものにする…「歌を忘れたカナリア」が歌を思い出す。このテーマは非常に感動的だと思う。
また、利尻島や礼文島の景色もスケールが大きく、美しい。
ただ、表現の面ではいくつか疑問も残る。先生(吉永小百合)と若い警官(仲村トオル)の関係がどのようなものだったのか。それこそ表面的にしかなぞられていない。警官の苦悩も表現が浅い。警官の心の傷→女教師が同情・理解→愛情(のようなもの)が描かれれば、それなりに納得するが。この二人と夫(柴田恭平)の関わり方も今一つ描写が中途半端だと思う。
子供たちが二十数年前の出来事に傷つき、その後をどう過ごしてきたか。その描写も淡々としていて今一つインパクトがない(あえて言えば森山未來が印象に残るが)。ここをもう少しドラマチックにしていれば、もっと印象も変わったと思う。
総じて、ストーリーは理解できるように作られているが、ラストへの伏線となるような強さがないのが残念。宮崎あおい、森山未來、満島ひかり、小池栄子、松田龍平と、存在感のある若手俳優を起用しているが、それを活かしきれていないと思う。
ただ、ラストの十分には感動したし、阪本監督の伝えたいことも理解できる。映画としては個人的には好きな作品。
また、利尻島や礼文島の景色もスケールが大きく、美しい。
ただ、表現の面ではいくつか疑問も残る。先生(吉永小百合)と若い警官(仲村トオル)の関係がどのようなものだったのか。それこそ表面的にしかなぞられていない。警官の苦悩も表現が浅い。警官の心の傷→女教師が同情・理解→愛情(のようなもの)が描かれれば、それなりに納得するが。この二人と夫(柴田恭平)の関わり方も今一つ描写が中途半端だと思う。
子供たちが二十数年前の出来事に傷つき、その後をどう過ごしてきたか。その描写も淡々としていて今一つインパクトがない(あえて言えば森山未來が印象に残るが)。ここをもう少しドラマチックにしていれば、もっと印象も変わったと思う。
総じて、ストーリーは理解できるように作られているが、ラストへの伏線となるような強さがないのが残念。宮崎あおい、森山未來、満島ひかり、小池栄子、松田龍平と、存在感のある若手俳優を起用しているが、それを活かしきれていないと思う。
ただ、ラストの十分には感動したし、阪本監督の伝えたいことも理解できる。映画としては個人的には好きな作品。