坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える の感想
147 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 東京新聞編集局 |
販売元 | 東京新聞出版局 |
JANコード | 9784808309961 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » ジャーナリズム |
購入者の感想
電力会社は、赤字になるから電気料金値上げや原発再稼働とわめいているが、本当に大幅値上げをしなければならないのは深夜電力料金である。原発は出力調整ができないため、電力需要の少ない深夜では膨大な電気が余ってしまい、不具合が生じる。そこで、残飯処理よろしく深夜電力の浪費を促すため、昼間の数分の一という超格安の電気料金が設定されてきたわけだ。しかし、3.11以後の原発停止後、無理矢理引き上げられた深夜電力需要を賄うため、わざわざ昼間と同様に火力・水力をフル稼働している。その結果、深夜電力を作れば作るほど大赤字という馬鹿げた状況となり、そのツケが昼間電力料金の値上げという形ではね返ってきている。もはや深夜電力のコストが昼間と大差ない以上、深夜電力利用者の優遇措置は何の意味もない。一刻も早く、原発中心の歪んだ価格体系を改定すべきである。