職業は武装解除 の感想
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参照データ
タイトル | 職業は武装解除 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 瀬谷ルミ子 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022507464 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
本書を通じて、DDR(兵士の武装解除Disarmament・動員解除Demobilization・社会復帰Reintegration)という言葉を初めて知りました。
当初は、とてもリスキーなことをミッションとする仕事というタイトルに興味を引かれ購入しましたが、本書の中身は、そんな薄っぺらいものではなく、世界各地の紛争地帯で日本が如何に国際支援をしていくのか、国際支援のあるべき姿、また、前例のないことから身を挺して成し遂げることに対して、時には涙腺が緩くなってしまうほどに、深く深く考えさせるものでした。
著者は、”できない”ことと、”やらない”ことは決定的に違うことを力説しています。
そして、”やらない”ことは、”自分のきもちの持ちようを替えることだけで解決できる”としており、まさしく紛争地帯での国際支援を通じてそれを実践しているのです。
今までの日本の国際支援のあり方はそういった世界各地に深く関与することはなく、金銭的支援によるもの、もしくはインフラを作り上げるだけでその後のフォローなく、形だけの成果を求めてきたのです。
本書では、日本も戦争からいち早く復旧して、高度成長時代を築き上げ、経済大国となった実績があり、それに自信を持って、国際支援をしようということも力説しています。
とはいっても、日本人はリーダーシップを発揮すること、プレゼンテーション、交渉といったことはずいぶんと苦手意識があるものです。
でも、それが”やらない”ことにはつながらない。
著書に書かれてある「亡くなった人たちが、また生まれてきたいと思う国をつくる」というひと言があったというセリフに、自然と、こころの底でアツくなるものが湧き出してきます。
当初は、とてもリスキーなことをミッションとする仕事というタイトルに興味を引かれ購入しましたが、本書の中身は、そんな薄っぺらいものではなく、世界各地の紛争地帯で日本が如何に国際支援をしていくのか、国際支援のあるべき姿、また、前例のないことから身を挺して成し遂げることに対して、時には涙腺が緩くなってしまうほどに、深く深く考えさせるものでした。
著者は、”できない”ことと、”やらない”ことは決定的に違うことを力説しています。
そして、”やらない”ことは、”自分のきもちの持ちようを替えることだけで解決できる”としており、まさしく紛争地帯での国際支援を通じてそれを実践しているのです。
今までの日本の国際支援のあり方はそういった世界各地に深く関与することはなく、金銭的支援によるもの、もしくはインフラを作り上げるだけでその後のフォローなく、形だけの成果を求めてきたのです。
本書では、日本も戦争からいち早く復旧して、高度成長時代を築き上げ、経済大国となった実績があり、それに自信を持って、国際支援をしようということも力説しています。
とはいっても、日本人はリーダーシップを発揮すること、プレゼンテーション、交渉といったことはずいぶんと苦手意識があるものです。
でも、それが”やらない”ことにはつながらない。
著書に書かれてある「亡くなった人たちが、また生まれてきたいと思う国をつくる」というひと言があったというセリフに、自然と、こころの底でアツくなるものが湧き出してきます。