異常気象と人類の選択 (角川SSC新書) の感想

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参照データ

タイトル異常気象と人類の選択 (角川SSC新書)
発売日販売日未定
製作者江守 正多
販売元角川マガジンズ
JANコード9784047316225
カテゴリアート・建築・デザイン » 建築 » 建設・土木 » 建築・土木工学

購入者の感想

 突っ込みどころ満載ですが,5点だけ,妙なところを挙げておきます。

 1.ここ15年ほど地球の平均気温は一定だと2ヶ所に明記しながら(実のところ,気温の上昇停止は18年に迫り,つまりは江守氏が環境研に職を得た27歳の頃から一定のままで,2002年以降の13年間は下がり気味),2003年以降の熱波や台風や大雨を「地球温暖化による異常気象」とみなして書名にも使う支離滅裂さ 【関連で,室戸や枕崎,伊勢湾,第2室戸など50〜80年前の超強力台風には触れない不思議】。
 2.対照実験がありえないため必然的に「解釈が主体」となる分野で,巨額な研究費に潤う側が,そうでない側を上から目線で批判する傲慢さ 【関連で,自らを「専門家」と呼び,「世間は自分をエリートとみなしている」と書く度胸】。
 3.過去8年で国民ひとりから20万円ずつ奪った(しかも成果ゼロの)「温暖化対策」騒ぎに直接間接の加担をしながら,謝罪も弁解もしない卑怯さ 【関連で,「地球の未来のために」と言えば万事が許されると思うのか,自分がもはや生きていない時点の予測で盛り上がる能天気さ】。
 4.省エネや CCS で世界や国の CO2 排出が減ると思う幼稚さ(省エネが CO2 排出を減らさないことは,小学生でもわかる)。
 5.未完成の(永遠に完成しない)気候モデルのパラメータをいじり,過去の気温を再現できたと胸を張る滑稽さ 【関連で,北極海氷面積の減少を(中国などのスス排出が反射率を下げた可能性には触れず)大々的に図示しながら(2012→13年の海氷激増は時間切れで言及できず?),南極海氷面積の増加には触れない不思議】。

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