ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) の感想
212 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジェイムズ・ジョイス |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087610048 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
ユリシーズは古今東西あらゆる説話、物語のパロディのオンパレードとなってますので、それこそ事前に読んでおいたほうが良いであろう作品はいくらでもあるのですが、そこはもう本当に丁寧に注釈をつけてくれてますので、事前に他の作品を読まなくても、翻訳者の作業に驚嘆しながら十分に楽しんで読むことができると思います。
しかし、ユリシーズを読む前に、「若い芸術家の肖像」だけは先に読んでおくことを絶対にオススメします。そこでなにかしら得るものがあった人が、ユリシーズに挑戦すべきだと思います。ユリシーズという笑い泣き、滑稽くそ真面目小説は、「若い芸術家の肖像」での青年スティーブンの様々な葛藤があってこそ芽生えたものだからです。いきなりユリシーズを読んでみても、主人公の一人(ジョイス自身でもある)スティーブンがどういう人物なのかがわからないし共感できないだろうと思います。
「若い芸術家の肖像」において一青年だったスティーブン・ディーダラスの人生や文学に対する回答と位置付けてユリシーズを読むと、感動もひとしおですので、是非ユリシーズを読む前に「若い芸術家の肖像」を読んでみてください。
しかし、ユリシーズを読む前に、「若い芸術家の肖像」だけは先に読んでおくことを絶対にオススメします。そこでなにかしら得るものがあった人が、ユリシーズに挑戦すべきだと思います。ユリシーズという笑い泣き、滑稽くそ真面目小説は、「若い芸術家の肖像」での青年スティーブンの様々な葛藤があってこそ芽生えたものだからです。いきなりユリシーズを読んでみても、主人公の一人(ジョイス自身でもある)スティーブンがどういう人物なのかがわからないし共感できないだろうと思います。
「若い芸術家の肖像」において一青年だったスティーブン・ディーダラスの人生や文学に対する回答と位置付けてユリシーズを読むと、感動もひとしおですので、是非ユリシーズを読む前に「若い芸術家の肖像」を読んでみてください。