芦原英幸正伝 の感想
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参照データ
タイトル | 芦原英幸正伝 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小島 一志 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103014539 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ |
購入者の感想
まず最初に、著者である小島氏のこれまでの作品に対する私の評価を書いておくが、私は小島氏をルポルタージュ作家としては全く評価していない。
その理由として、「他人の口(主に故人)を使った印象操作のような自己主張が多い」「自慢めいた自分語りが多い」「事実であるはずの出来事の設定がコロコロ変わる」といったものがある。
小島氏は前作である「芦原英幸伝、我が父その魂」でも共著者の発言を自分勝手に書き換えるというトラブルを起こし、この本は絶版になった。
後から小島氏は色々言い訳していたが、他人の言葉を勝手に創作してる時点でルポルタージュ作家としてはプロ失格である。
前回のトラブル時に「二度と芦原英幸について書く事はない」と言ってたはずの小島氏がまたも「芦原英幸」を題材にして本を出すと言うので読んでみたのだが、今回も酷かった。前作にも増して酷かった…。
以下、思いつく順に評価できない理由を書く。
1、【決定的な取材不足とエピソードの使いまわし】
「芦原英幸正伝」と書いているのに、前作のトラブルにより、遺族である芦原家および芦原会館の取材が全くできていない。そのため前作のように芦原英幸の過去の写真なども使えず資料性に乏しい内容となっている。
さらに、芦原氏の昔の弟子達から取材拒否をされているのも致命的で、各エピソードの信憑性が薄くなっている。
まず、芦原氏と正道会館の対立についてだが、これに一章を費やして書いているが、当事者である正道会館の石井和義氏側の取材ができてないのは致命的。
そのため出所不明の証言や推測ばかりになっており、片寄った内容になっている。
挙句の果てに当時の小島氏のガールフレンドの話を証言として採用している。
このガールフレンド自体が実在の人物かどうかも疑わしいし、たとえ本当の話だとしてもルポルタージュ作品に自分の彼女の話を採用するのはプロとしてレベルが低すぎる。
芦原氏と、高弟であった二宮城光氏との決別についての章も同様。
これも当事者である二宮氏の取材ができておらず、小島氏の一方的な憶測に終始している。
その理由として、「他人の口(主に故人)を使った印象操作のような自己主張が多い」「自慢めいた自分語りが多い」「事実であるはずの出来事の設定がコロコロ変わる」といったものがある。
小島氏は前作である「芦原英幸伝、我が父その魂」でも共著者の発言を自分勝手に書き換えるというトラブルを起こし、この本は絶版になった。
後から小島氏は色々言い訳していたが、他人の言葉を勝手に創作してる時点でルポルタージュ作家としてはプロ失格である。
前回のトラブル時に「二度と芦原英幸について書く事はない」と言ってたはずの小島氏がまたも「芦原英幸」を題材にして本を出すと言うので読んでみたのだが、今回も酷かった。前作にも増して酷かった…。
以下、思いつく順に評価できない理由を書く。
1、【決定的な取材不足とエピソードの使いまわし】
「芦原英幸正伝」と書いているのに、前作のトラブルにより、遺族である芦原家および芦原会館の取材が全くできていない。そのため前作のように芦原英幸の過去の写真なども使えず資料性に乏しい内容となっている。
さらに、芦原氏の昔の弟子達から取材拒否をされているのも致命的で、各エピソードの信憑性が薄くなっている。
まず、芦原氏と正道会館の対立についてだが、これに一章を費やして書いているが、当事者である正道会館の石井和義氏側の取材ができてないのは致命的。
そのため出所不明の証言や推測ばかりになっており、片寄った内容になっている。
挙句の果てに当時の小島氏のガールフレンドの話を証言として採用している。
このガールフレンド自体が実在の人物かどうかも疑わしいし、たとえ本当の話だとしてもルポルタージュ作品に自分の彼女の話を採用するのはプロとしてレベルが低すぎる。
芦原氏と、高弟であった二宮城光氏との決別についての章も同様。
これも当事者である二宮氏の取材ができておらず、小島氏の一方的な憶測に終始している。