知覚を刺激するミュージアム: 見て、触って、感じる博物館のつくりかた の感想
161 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 知覚を刺激するミュージアム: 見て、触って、感じる博物館のつくりかた |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 平井 康之 |
販売元 | 学芸出版社 |
JANコード | 9784761525682 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 美術館・博物館 |
※サンプル画像
![知覚を刺激するミュージアム: 見て、触って、感じる博物館のつくりかた サンプル画像](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/419OKTgcEAL.jpg)
購入者の感想
これまでミュージアムに関する書籍はミュージアムの歴史、或はガイドブックがほとんどであったが、この本はミュージアムの来館者の視点と博物館側の視点の双方の視点で「ミュージアムの在り方」が語られている点が新鮮である。来館者の視点ではユニバーサルミュージアムの重要性を述べているが、それは箱物としてのバリアフリーやユニバーサルデザインの視点に終わらず、来館者が展示や説明から刺激を受けて新たな課題を発見する学習の場としてのあり方を示唆している。それは多様な来館者それぞれと博物館側とのコミュニケーションのあり方である。一方の博物館側の視点では、その多様なミュージアムの対象者に対して取り組んできた展示方法の工夫や、研究成果の生かし方が興味深い。確かにミュージアムは子供から高齢者、外国人、障がい者など多様であり、それぞれの知覚が刺激される工夫が求められる。この本を読んだ後、改めてミュージアムを訪れてみたいと思った。