ユーロ破綻そしてドイツだけが残った 日経プレミアシリーズ の感想

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タイトルユーロ破綻そしてドイツだけが残った 日経プレミアシリーズ
発売日販売日未定
製作者竹森 俊平
販売元日本経済新聞出版社
JANコード9784532261788
カテゴリビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 各国経済事情 » ヨーロッパ

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購入者の感想

理工系出身者なので、経済学ののことはよく分からないところがありました。例を挙げればきりがありませんが、「ターゲット勘定」というキーワードはかなり分かりにくいものでした。また、「ケインズ的なラッファーカーブ」などという言葉については何の解説もありませんでしたが、経済学の専門家からすれば当たり前すぎて改めて説明のようもないほどの言葉なのでしょうか。何れにせよ細かいことは読み飛ばし、わかったことは、ドイツはユーロと言う貨幣のシステムで最も大きな恩恵を受けたにもかかわらず、その欠陥がもたらした危機の救済にはかなり消極的であるということが分かりました。いわゆる「良いとこ取り」をしたがっているようにしか思えないと言うことです。私は専門外ですので、どのようなシステムが最も理想に近い経済体制化とか、本来経済システムはどうあるべきかとか、ユーロは維持されるべきかなどと言ったことはよく分かりませんが、ユーロ体制が一角でも崩れれば、世界経済にはきわめて深刻な影響があり、その結果もたらされる混乱はその収束までどれほどの努力と年月がいるか分からないものだと言うことだけはよく分かりました。したがって、本来どうあるべきかは別として、ドイツには、何が何でも、ユーロ体制を維持する責任があるとの思いを強くしました。ユーロ体制を作ったのは、ドイツ、フランスなどの国々で、それ以外の国はそのようなものを作ってくれとお願いしたことは全くありません。勝手に作っておいて、自国にのみ恩恵が集中し、宅区との関係がうまくいかなくなったからといって勝手にそれを崩壊に追いやると言うことは許されないことです。ドイツさん、頑張ったください。貴国は我が国とともに、第二次世界大戦後、奇跡の復興を成し遂げた国です。その国が、ユーロ危機くらい救えないことがあるでしょうか。死ぬ気でやり遂げてくださいといいたくなるような本でした。

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日本経済新聞出版社から発売された竹森 俊平のユーロ破綻そしてドイツだけが残った 日経プレミアシリーズ(JAN:9784532261788)の感想と評価
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