臓器移植抗体陽性診療ガイドライン 2018年版 の感想

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各項目について、各々の臓器（腎、肝、心、肺、膵）別に書かれています。だから、自分の専門臓器だけを読んでいけば、あっというまに読み終わってしまいます。基本的なことを確認するのに役に立ちました。しかし、下記のような問題ありと思いました。
　
・Minds2014ではなく、Minds2007（古い！）に従っています。従って、推奨グレードが、1,2ではなく、A,B,C1,C2,Dです。エビデンスレベルが各文献毎についています。
・「既存抗体陽性の移植は臓器予後が悪い」みたいな「事実」についても推奨グレードがついているのはおかしいです。　
・各項目について、臓器別に記載されていますが、書いている先生が別々なので、統一性（形式的にも内容的にも）がゼロです。