人事の超プロが明かす評価基準: 「できる人」と「認められる人」はどこが違うのか (単行本) の感想

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「人事評価の土台は普遍的、汎用的である」、これが本書を貫く大きなテーマになっています。
多くの企業が自社の仕事は独特のものであるとしてオリジナルの人事制度を構築しようとして頓挫したり、名の知れたコンサルに頼めば良い人事制度が出来上がると盲目的に依頼して失敗するのも、人事評価の土台は普遍的であり、汎用的なものであるという本質に目を向けていないところに原因があるのではないかと、本書を読んで強く感じました。
また、45のコンピテンシー項目が惜しげもなく公開されているのは貴重だと思いますし、企業の人事担当者や評価者にとって大変参考になる資料だと思います。
自身も企業の人事責任者として、そして人事コンサルとして300社以上の企業の支援をしてきた著者だからこそわかる人事評価の本質があぶり出された良書だと感じました。