経済学者たちの闘い(増補版): 脱デフレをめぐる論争の歴史 の感想

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参照データ

タイトル経済学者たちの闘い(増補版): 脱デフレをめぐる論争の歴史
発売日販売日未定
製作者若田部 昌澄
販売元東洋経済新報社
JANコード9784492371138
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済思想・経済学説

購入者の感想

元になった本はちょうど10年ほど前のこれですね。
旧版が近場で手に入らなかったのでamazonのマーケットプレイスで買ったら、割とすぐにこの増補版が出てちょっと悲しい思いをしました。

増補版では11章に補足と、最後に補章が入っていますが、他は旧版と大きな違いはありません。
書き下ろしの補章「リフレ戦記」ではアベノミクスの概要解説と日本におけるバブル崩壊後の経済論争について書かれています。
アベノミクスの解説は他にも多数ありますが、バブル崩壊後、90年代日本の経済論争の流れはあまり他では読んだ覚えがないですね。
ただリフレを支持する自分でも「リフレ戦記」という章タイトルは自分に酔ってる感があってイマイチ受け付けません。
何より旧版では日銀の独立性を重視する姿勢が見られ、日銀法改正を含む現在の主張とはかなりアンバランスです。
リフレを主張したいのならそちらに絞って一冊書いたほうが良かったのではないでしょうか。
これではアベノミクス便乗本と言われても仕方がないと思います。

旧版部分の内容は普通に読み物として楽しめるので☆3つとしました。
が、既に旧版を持っているならわざわざ買う必要ないかな、というのが正直な感想です。0

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