インバウンド・ツーリズム ハンドブック の感想

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東京・銀座など日本人よりも多くの訪日外国人
が街を歩いていることが珍しくなりました。

この本は日本政府観光局（JHTO）のデータを
中心にアジアからの訪日旅行者の旅行のテーマ
や旅行情報の収集の仕方、訪問する都道府県の
人気ランキングなどを紹介しています。

紹介されているのは、
韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、
マレーシア、インドネシア。

読み応えのあるページというのは正直ないです
が、データを眺めて自分でいろいろ考える糧に
する、というような内容になっています。

ホテルやアウトレットモール運営事業者などイ
ンバウンド関連ビジネスの実情をレポートして
いるページもありますが、内容的にはさらっと
していますが、「ああ、そういうジャンルがイ
ンバウンドビジネスに一生懸命なんだな」とい
うことがわかります。

掲載されているデータは結構新しく、カラーで
見やすいので役に立つものが多いです。各国
の休日などを総覧できるページはとても便利だ
と思いました。

また、お国柄や日本への印象の違いなどもわか
り楽しい。
例えば、「訪日旅行全体の満足度（国籍・地域
別）」（2014年1-3月期）を見ると、「大変満
足」がやや低めで、「普通・不満」の比率が一
番高いのが韓国。反対にタイやフィリピンなど
は「大変満足」がとても高い。なるほどね、と
いう感じです。