ダイヤのA(46) (講談社コミックス) の感想

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参照データ

タイトルダイヤのA(46) (講談社コミックス)
発売日2015-03-17
製作者寺嶋 裕二
販売元講談社
JANコード9784063953442
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

アニメから入り、続きが気になって原作を読んでしまった者です。以下、ネタばれ含む記述があるので未読の方お気を付けください。ちなみに当方の野球の知識は初期の沢村くらいです(笑)。ポジションの名称など基本的なことは知っていますが、パスボールや犠牲フライが分かってもボークやフォーシ-ムはWIKIらないと駄目なレベルです。

 これまで野球漫画は『メジャー』や『おおきく振りかぶって』『ルーキーズ』などをある程度しか齧ってこなかった者が言うのも憚られるのですが、この作品はまず、主人公沢村の立ち位置の面白さに感嘆します。
 なかなか試合に先発できずベンチまたはブルペンから張りまくった声で存在をアピールまたはチームメイトを応援する主人公。「ダイヤのエース」というタイトルなのだけれども(とりあえず今は)エースじゃない主人公。むしろ序盤ではダイヤというよりはタイヤのエース(自分はど文系なんですが沢村を見ていると無性にタイヤ引きたくなりました)。なんか怪物とあだ名されるほどの豪速球投手が同学年にいるし、一応スカウトで入学したはずなのにそんなに周囲から期待されていなくて、球種も球威もなく、守備も送球も下手で、野球のルールもよく分かっていない、バントだけは神に愛されたかのような上手さだけど技術的にも決して器用とも言えないこの子が本当にエースになれるの?とやきもきしてしまうバランスの悪いしかし真っすぐで気持ちの強い何気に人柄の良い主人公。クラスメートに借りた少女マンガ読んで泣く主人公(※こんなことを書いてますが沢村は好きです。あんなハートの強さはありませんが、あの鈍臭さは他人と思えない。血液型と星座が同じだと知り余計親しみが・笑)。
 御幸も言ってくれていましたが、自分が悔しい時でも仲間がエラーした時でも嫌な顔ひとつせずに相手を気遣えるところが沢村の素敵なところ。キャプテン向きの性格ですよね。

46巻、ここにきて今までのどの巻よりも素晴らしかった。監督が三年生への感謝を少ないセリフだが話すシーンは思わず涙してしまった。降谷と沢村二人が共にライバルとして認め合うシーンやまじまじとエースの投球を見せつけられながらも、折れない沢村の心もあの笑顔も最高だった。
ダイヤのAを連載当初から見てきた自分としては、本当にいろんな思いがこの巻には詰まってると思う。是非いろんな人に見て欲しい、三年が引退して離れていった読者にもまた読んでほしい。そう思える傑作でした。

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