遊歩大全 (ヤマケイ文庫) の感想

167 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル遊歩大全 (ヤマケイ文庫)
発売日2014-04-01
製作者コリン・フレッチャー
販売元山と溪谷社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » 登山・ハイキング

購入者の感想

昔の日本(昭和50年代)に日本語で読めたバックパッキング教書の、数少ない1冊です。
(もう1冊は芹沢さんの『バックパッキング入門』)
当時の日本は、まだまだ全体的にはビンボーな国で、
『POPEYE』なんか見て、アメリカのカレッジライフに、ものすごい憧れをもってたりしてました。

当時の山渓でもアメリカンな企画をやってまして、
色々先進的(と思われる)ギアやクロージングをゴソッと紹介して、読者の物欲を際限なく増幅させてました。
その時、芹沢さんと田淵さんが『遊歩大全』と『フライフィッシング教書』を出し、
バックパッキングとフライフィッシングにハマる人が続出しました。

遊歩大全は、正直に言えば今のトレッキングに使用するにはちょっと抵抗があります。
紹介している道具が、今ではビンテージです。
(使用できないとは言わない。今でも私は現役で使っているものがいっぱいある。)
現行のアウトドア雑誌やショップで聞いて選んでください。

自然に関するアプローチも、当時とはかなり変わってきてます。
現在のように環境保全が重視されている現状では、野火はOUTだし、国立公園内でCatch&Eatしたらかなり問題でしょう。

それでもアウトドアに対するスピリッツを感じ取りたいと考える方は、読む価値は充分にあると思います。
バックパックを担いで何故トレッキングするのかという、山に関する根源的な回答や、
自分で背負って歩く道具の選考基準は、全然変わっていません。

ライト&ファーストに疲れたり、「山に行きたいなぁ。」と思ったときに読んでください。
何か得るものがあると思います。

1977年発売時には、上下巻で発売された。当時高校生でお金がなくて上巻だけ購入。いい歳になってから古書で下巻を探したら、かなりの高額。再刊されないかと待っていた。今となっては、35年前の本であり、内容は最新の状況とは異なる部分もあるが、まだまだ通用する部分もある。その点注意して読むべきだろう。
この当時のこの本の内容がいかに先進的だったかは分かると思う。0

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

遊歩大全 (ヤマケイ文庫) を買う

アマゾンで購入する
山と溪谷社から発売されたコリン・フレッチャーの遊歩大全 (ヤマケイ文庫)(JAN:登録されていません)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.