社会保障亡国論 (講談社現代新書) の感想
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参照データ
タイトル | 社会保障亡国論 (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 亘 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062882538 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
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購入者の感想
読むほどに日本の将来が恐ろしくなる本である。ここに書かれていることに嘘は誇張はないと思う。それでも「日本の本当の姿」をこうして数字で見せられると、いったい自分たちは何をしているのかと思わざるを得ない。社会保障、特に老人への年金は「ネズミ講」と同じで後から加入する人ほど損をする仕組みである。1960年生まれを境に得する人と損する人に分かれるとこの本の試算にあり、今の日本で政治の中心や官僚を務めている人の大部分は得をする人、つまり「逃げ切れる人」たちである。このため次世代の子供や孫から借りたをお金(国債)を踏み倒す事に何のためらいもない。
ちょっと前は「コンクリから人へ」という政党があった。社会保障については「老人から子供へ」が正しいお金の使い道であろう。この本が指摘している年金、介護保険、保育の問題は解決策があるにもかかわらず、国民の関心が低いために長年放っておかれたガンのような病である。これが日本の財政をむしばみ全身に回って財政を破綻させる前に、相続税の強化など今すぐできる事を次々に実行しないと、30年後の日本は借金で首が回らない哀れな国になってしまうだろう。税金を払う者として知らなければいけない現実を学ぶのに最適の本である。
ちょっと前は「コンクリから人へ」という政党があった。社会保障については「老人から子供へ」が正しいお金の使い道であろう。この本が指摘している年金、介護保険、保育の問題は解決策があるにもかかわらず、国民の関心が低いために長年放っておかれたガンのような病である。これが日本の財政をむしばみ全身に回って財政を破綻させる前に、相続税の強化など今すぐできる事を次々に実行しないと、30年後の日本は借金で首が回らない哀れな国になってしまうだろう。税金を払う者として知らなければいけない現実を学ぶのに最適の本である。