ニュートンのりんご、アインシュタインの神 -科学神話の虚実- の感想
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参照データ
タイトル | ニュートンのりんご、アインシュタインの神 -科学神話の虚実- |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アルベルト・A・マルティネス |
販売元 | 青土社 |
JANコード | 9784791768493 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 科学史・科学者 |
購入者の感想
科学史の偉人の本である。400頁位ある。
ガリレオ、ニュートン、ダーウイン、アインシュタイン等を取り上げる。アインシュタインの部分が3分の1位あって一番長い。光のエーテル理論というものを検討して後捨てたという。
ニュートンのりんごのような神話を嘘か真かということを検証していくわけだが、結論を求めるよりも当時の時代背景の影響を提示していくような具合で単純ではない内容になっている。裾野が広い視野で考証する書で、一筋縄で読了するようにはいかない。
悪い例で言われる「嘘も100回で真実」風に事実かどうかが、分からなくなってくる神話を著者は膨大な資料から跡付けていく。科学評伝というような力作だ。
しかし、以下は門外漢の蛇足・愚見。謎解きの過程はその道の人には面白いだろうと思う。好奇心が湧くのも事実だけど、現存する理論の偉大さが揺るぐわけでもない。何度か試みた本題の理論の端っこでも理解しないことには、と考え至る次第。
アインシュタインの名言集があって「知識より想像力だ」というのがある。「詮索するのもいいけど」と、舌を出すかもしれない。
ガリレオ、ニュートン、ダーウイン、アインシュタイン等を取り上げる。アインシュタインの部分が3分の1位あって一番長い。光のエーテル理論というものを検討して後捨てたという。
ニュートンのりんごのような神話を嘘か真かということを検証していくわけだが、結論を求めるよりも当時の時代背景の影響を提示していくような具合で単純ではない内容になっている。裾野が広い視野で考証する書で、一筋縄で読了するようにはいかない。
悪い例で言われる「嘘も100回で真実」風に事実かどうかが、分からなくなってくる神話を著者は膨大な資料から跡付けていく。科学評伝というような力作だ。
しかし、以下は門外漢の蛇足・愚見。謎解きの過程はその道の人には面白いだろうと思う。好奇心が湧くのも事実だけど、現存する理論の偉大さが揺るぐわけでもない。何度か試みた本題の理論の端っこでも理解しないことには、と考え至る次第。
アインシュタインの名言集があって「知識より想像力だ」というのがある。「詮索するのもいいけど」と、舌を出すかもしれない。