文鮮明(ムンソンミョン)師こそ共産主義崩壊の仕掛人―ワシントン・タイムズの創始者が採った戦略とは!? (『証言』普及版シリーズ) の感想

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タイトル文鮮明(ムンソンミョン)師こそ共産主義崩壊の仕掛人―ワシントン・タイムズの創始者が採った戦略とは!? (『証言』普及版シリーズ)
発売日販売日未定
製作者朴 普熙
販売元世界日報社
JANコード9784882010845
カテゴリ人文・思想 » 宗教 » 新興宗教 » 統一教会

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 いつ終わるとも知れない東西冷戦の時代、文鮮明師は反共の闘士のイメージが強かったが、彼の真の願いは全人類の救済にあるから、無神論に立脚する共産主義を否定はしても、共産圏の人々を憎んでいたわけではなかった。だからこそ、彼は自らを仇敵視してきた北朝鮮の金日成やソ連のゴルバチョフと手を組むことも、厭わなかったのである。本書は、冷戦終結に至るまでの過程において、文師の多大な尽力があったことを教えてくれる。
 その中の代表的な一つが、米国保守系新聞社「ワシントン・タイムズ」(以下WT)の創設であった。米国の主要な新聞「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」が共にリベラルで、しかも当時の議会も民主党優勢で、いずれも世界赤化の野望に邁進するソ連政府の意向を受けているかのごとき有様だった。そこに、WTが現われレーガン政権を後押ししたがゆえに、レーガンが推進を図ったSDI(戦略防衛構想)が、ソ連政権屈服の決定打となりえたのは間違いない。レーガン自身も大統領退任時にWTに最大級の謝意を表わしているし、SDIの提唱者グラハム氏も「レバレント・ムーンが米国を生かした」と賞賛している。
 今ひとつ重要なのが、本書後半で描かれる1990年の文師・ゴルバチョフ大統領会談であった。当時は冷戦終焉直前とはいえまだソ連時代だったのに、文師は国賓待遇でモスクワに迎えられた。文師は米ソ冷戦の平和的終結を説き、ソ連における宗教の自由化を訴えたのに対して、ゴルバチョフ以下ソ連側は文師の意向を快く受け入れたようだ。何しろソ連KGBは最大の仇敵・文師の統一運動の裏の裏も知り尽くしていたので、文師が何らの打算もない真実の人であることを理解していたのだろう。
 本書は、冷戦終結の舞台裏の驚くべき真実が描かれているという意味で、歴史的名著と言っても過言ではない。最初から最後まで感動の連続である。

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