死の壁 (新潮新書) の感想
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参照データ
タイトル | 死の壁 (新潮新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 養老 孟司 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784106100611 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 |
購入者の感想
2003年4月に『バカの壁』が出版され、
その1年後、再び新潮新書の一冊に加えられたのがこの本です。
出版された当時は、まだ『バカの壁』がひたすら売れ続けていた頃で、
「何だか同じようなタイトルの本が出たな」と思って距離をおいて
いましたが、実際に買って読んでみると、
買う前までの先入観を訂正したくなりました。
こっちの方が主著かもしれないな、と。
ここでは抽象的な「死」は語られていません。
死ぬ前も、死んだ後も、人は人。
その同じ視線で「死体」が語られるのですが、
不思議と見えてくるのはそれを取り巻く周囲の姿です。
前回同様、文章化されたのは新潮社の編集者の方で、
この本は養老先生の書き下ろしではありません。
今回はその文章化のスタイルに加え、テーマがテーマだけに
私の頭の中には通夜を思わせるしんみり感が漂いました。
あとがきによれば、この本の「難しい」版は、
筑摩書房から出ている『人間科学』だそうです。
その1年後、再び新潮新書の一冊に加えられたのがこの本です。
出版された当時は、まだ『バカの壁』がひたすら売れ続けていた頃で、
「何だか同じようなタイトルの本が出たな」と思って距離をおいて
いましたが、実際に買って読んでみると、
買う前までの先入観を訂正したくなりました。
こっちの方が主著かもしれないな、と。
ここでは抽象的な「死」は語られていません。
死ぬ前も、死んだ後も、人は人。
その同じ視線で「死体」が語られるのですが、
不思議と見えてくるのはそれを取り巻く周囲の姿です。
前回同様、文章化されたのは新潮社の編集者の方で、
この本は養老先生の書き下ろしではありません。
今回はその文章化のスタイルに加え、テーマがテーマだけに
私の頭の中には通夜を思わせるしんみり感が漂いました。
あとがきによれば、この本の「難しい」版は、
筑摩書房から出ている『人間科学』だそうです。