Carmina Burana Vocal Score の感想

175 人が閲覧しました

一番気にいったのは価格が安く購入出来た事と新品の楽譜でありました事が嬉しいです。2年後の定演で全曲歌います。来年は抜粋で歌います。団員１２０人の大型合唱団に所属し、２４年間数々の大曲を歌って参りました、今まで歌った曲のなかで、「マーラー千人の交響曲」を１０１３人で公演して歌った事です。（ミューザ川崎シンホニーホールこけら落とし公演、ボストン交響楽団と東京交響楽団2つの楽団が一つとなり、ソリストの方々も素晴らしいメンバーで指揮は秋山和慶先生でした。２日つずけての公演でした。初日のソプラノのソリストは佐藤しのぶさんでした。素晴らしい美しい声で感動致しました。共演出来た事は一生忘れません。１９９９席満席の観客でした。役所に申し込みの葉書で当たった方だけの入場）1部ラテン語、2部ドイツ語休みなく、通しで全て暗譜で１時間２５分立って歌いました。ＮＨＫ児童合唱コンクールに小６年生で出場し、高校時代は朝日新聞社主催「九州合唱コンクール」混声の部で３年連続金賞第一位を受賞しました。合唱歴は３７年位いです。「カルミナブラーナ」を歌うのも楽しみです。歌詞も音符も見やすい！！アマゾンで購入できて、とても嬉しいです。！！有難う！！

オルフの『カルミナ・ブラーナ』を歌う時に、最初に選択するのが楽譜選びですが、これが一番入手しやすく適当だと思います。サイズ的には少し大きめですから、持って歌うにはもう少し小さ目の方が良いですが、あまり小さいとラテン語や中世ドイツ語の歌詞が分からなくなりますので。１２８頁のボリュームに圧倒されますがそれがこの曲の素晴らしさの要素でもあります。
,
テレビのドラマで突然重大な出来事が起こった瞬間、昔ならベートーヴェンの「運命」がバックに流れたかも知れませんが、最近は、オルフの「カルミナ・ブラーナ」がよく使用されます。原始的な音の持つ魅力、それも人間の声の圧倒的な迫力が、この曲の最大の特徴なのでしょう。いつ聞いてもオーケストラと合唱の織なす中世的なサウンドは飽きることがありません。この「カルミナ・ブラーナ」という楽曲は個性的な魅力と難しさを一杯持った名曲だと思います。

この曲は、合唱団とソリストの質で演奏が決まってしまいます。これだけのスケールの大きさを表現するには、たっぷりとした声でないと興ざめします。全２５曲６０分程度の演奏ですが、１曲１曲がとても個性的で、他では聴くことのないような中世的な旋律と歌詞を併せ持った魅力ある楽曲が続きます。途中のソプラノやテノール、バリトンのソロは格別の技術と表現力が要求されます。

1935から36年にかけて作曲されたわけですが、この頃のドイツはオーストリアを併合するなど、ナチス・ドイツがますます勢いを強めていった時代でした。当時のドイツ国民が熱狂したのも分かります。もっともオルフは、ナチスとは一線を画していた様ですが。
「おお！運命よ！」と冒頭と終曲に叫ぶこの楽曲の時代背景にも思いを馳せる必要があると思います。