俺のフラグはよりどりみデレ3 (あとみっく文庫) の感想

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タイトル俺のフラグはよりどりみデレ3 (あとみっく文庫)
発売日2014-01-16
製作者栗栖ティナ
販売元キルタイムコミュニケーション
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

アダルトレーベル出身にしては妙に話作りが上手い作家・栗栖ティナが一般レーベルデビュー直前に発表したシリーズ最終巻
「乙女の破片」を体に宿した少女たちの封印された過去が遂に明かされるが…その結末は?

聖エスタド学園に兄の遼人を追う様に転校してきた妹・紗々羅が二人の幼馴染・詩音と美緒を相手に引き起こした事件が学園長の翠に
紗々羅が「乙女の破片」を植え付けられた事が原因だと当の翠から明かされたその夜、翠に真相を追究しようと寮生全員が集まった場は
何故か間違って振る舞われたシャンパンのお陰で遼人争奪戦が始まり、委員長・智子が遼人に強引に初めてを捧げる事に。態度を明確にしない
遼人に「本当に誰が好きなのか?」を問う乙女たちの中、美緒は他の少女たちから「遼人に好きだと言った事も無いのに選ばれようとするなんて」と
爪弾きにされる。美緒は遂に想いを遼人に告げ、体を重ねるが、その場に現れた詩音はヤンデレを暴走させて遼人を連れ去ってしまう…

終わってみれば、相変わらず一から十まで筋道を通す栗栖ティナらしい話作りが見どころの作品だったな、という印象。前巻で明かされた
遼人と美緒だけではなく詩音も幼い頃に遊び仲間だったという事実が王子様と呼ぶほどに遼人に焦がれていた詩音の記憶の中で何故曖昧になっていたのか?
その記憶の封印が今回のキーになるのだけど、明かされた事実は想像以上に陰惨だった。中世ヨーロッパで錬金術の研究の最中に生まれた
思春期の少女の強い感情を力に変える物質「乙女の破片」を研究していた魔術師の一族・桜小路家の娘であった詩音が実験の最中、事故で
愛する夫を失った母親から凄惨な実験の道具にされて行く中で記憶を自ら封じ込めねばならなかった流れはとてもジュブナイルポルノとは
思えない強烈さがあった

そんな狂った愛情に晒されて家族を全て失い、遠縁の翠だけが面倒を見る中で孤独に生きてきた詩音が「いつか自分の家族と暮らしたい」と
維持してきた旧桜小路家の洋館に連れ去った遼人を拘束して、危険日である事を明かした上で「遼人の子供が欲しい、自分の家族が欲しい」と

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