神聖ローマ帝国 (講談社現代新書) の感想
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参照データ
タイトル | 神聖ローマ帝国 (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 菊池 良生 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061496736 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
世界史の中で多くの資料が残っているにもかかわらず、最も捉えにくい国、それが『神聖ローマ帝国』である。「神聖でもなければ、ローマでもなく、ましてや帝国でもない」というヴォルテールの言葉は正に当を得ている。
われわれがこの捉えどころのない国について一般に知っているのは「ハプスブルク家が皇帝であった」ということぐらいで、ハプスブルク家について書かれた本は今まで結構多かった。しかし歴史を少しかじった人間ならばすぐわかることだが『ハプスブルク帝国=神聖ローマ帝国』ではない。では神聖ローマ帝国とは何なのだ、ということについてこの本は包括的な枠組みでしっかりと捉え、順序だてて説明している。
そもそもこれがなければ、次の2歩目、3歩目がありえない。つまりハプスブルク家の台頭も、帝国議会の機能も、宗教改革の展開も、三十年戦争も全てはこの枠組みを認識して初めて理解しうるものだ。
まずはこの本から始めることをお勧めする。この内容でこの値段であれば大変にお得といえよう。
われわれがこの捉えどころのない国について一般に知っているのは「ハプスブルク家が皇帝であった」ということぐらいで、ハプスブルク家について書かれた本は今まで結構多かった。しかし歴史を少しかじった人間ならばすぐわかることだが『ハプスブルク帝国=神聖ローマ帝国』ではない。では神聖ローマ帝国とは何なのだ、ということについてこの本は包括的な枠組みでしっかりと捉え、順序だてて説明している。
そもそもこれがなければ、次の2歩目、3歩目がありえない。つまりハプスブルク家の台頭も、帝国議会の機能も、宗教改革の展開も、三十年戦争も全てはこの枠組みを認識して初めて理解しうるものだ。
まずはこの本から始めることをお勧めする。この内容でこの値段であれば大変にお得といえよう。