MJ無線と実験 2014年 06月号 [雑誌] の感想

特集記事の『真空管オーディオで聴くハイレゾ音源』は、先月号の付録
「MJオーディオテクニカルディスク」Vol.7との連動企画になっている。
その意味では、先月号に掲載して欲しかった記事である。

金田明彦先生のDCアンプシリーズ No.232 『スーパーハイブリッド構成ハイパワーパワーIVC[前編]』は、
電流伝送方式IVCの１つの頂点とも言える『超モンスター級パワーアンプ』である。
初段とドライバー段に真空管を採用したスーパーハイブリッド構成のIVCとし、
DC電源部を全てSiC MOS-FETによるレギュレーターで安定化し、
8Ω負荷140W×2,4Ω負荷240W×2のハイパワー出力を得ている。
これだけ高度で大掛かりな構成のパワーIVCを電源一体型で構成すると、
放熱器を含むレギュレーターのスペースが必要になり大変面倒なことになる。
電源分離型にすることによって成し得る『技』と言える。